こんにちは。大関です。
このブログの運営者である嶋村吉洋さんは最近、ご自身のTwitterのアカウントの名前を『嶋村吉洋/映画プロデューサー』にしています。
そして現在では2作目の映画製作に着手しており、ここ最近のTwitterでの近況は映画関係のことを多く発信しています。
普段中々見られない、映画を作る上で関係者が感じていることが知れて、大変楽しい内容になっています。
一部ツイートをご紹介します。
アイロンのかけ方1つでもこだわりがあり、こういった裏話が知れるのもおもしろいですね。
今から映画の完成が楽しみです。
そんな嶋村吉洋さんはコラボレートを通じて映画製作に至ったとおっしゃっていました。
嶋村吉洋さんは常に素敵な人に囲まれています。
最近、嶋村吉洋さんがワクセルを主催し、映画プロデューサーとして人を見る上で大事にしていることを聞かせていただきました。
その時の回答から「WORKOUTを極めた先にいるプロ野球選手を発掘する」という仕事をしている、スカウトさん達のエピソードを思い出したのでご紹介させていただきます。
嶋村吉洋さんが人を見る時に大事にしていること
僕などは誰かと知り合う時に、話しやすさや居心地の良さで選んでしまっています。
そして後ろ向きな話をしていても、居心地が良ければ特に気にしなかったりします。
しかし、よく仕事で成果をあげている人は前向きな人を好み、例えば『挨拶がはきはきできているか?』というような部分を見ているという話を聞きます。
嶋村吉洋さんもやはり挨拶をとても重要視しているようで、嶋村吉洋さんの周りにいる方を見ると人柄が良く、とても明るくて前向きな人が多い印象です。
そして、人から応援されるような人は嶋村吉洋さんも応援したくなるとおっしゃいます。
例えば、子役で本人が夢を持って取り組んでおり、母親がその子の頑張りを見て応援したくなって、サポートをしているような人です。
一番近くで見ている母親が応援したくなるほど頑張っている子には何か人を惹きつけるものがあるということかなと僕は思いました。
こういった人を見る目が映画製作に繋がる人材を持ち、素敵な人に囲まれている要因なんだなと感じます。
嶋村吉洋さんが重要視した人柄を大事にしたスカウトマン「鈴木照雄さん」
出典:Ameba 鈴木照雄(1978クラウンライターライオンズファンブックより)
嶋村吉洋さんがまず大事にしているポイントで、挨拶ができて前向きで人柄が良いか?ということをご紹介しましたが、僕が同じ視点で人を見ているなと感じたのは西武ライオンズ一筋で28年間スカウトを行っていた鈴木照雄さんです。
鈴木さんは1971年に選手として阪神タイガースに入団します。
その後太平洋クラウン(現・西武ライオンズ)に移籍し、1978年に現役を引退します。
そして、そのまま関東地区担当スカウトとして球団に残りました。
鈴木さんが発掘した選手は松井稼頭央さん、中村剛也さん、栗山巧さん、和田一浩さん、中島裕之さん、垣内哲也さん、炭谷銀仁朗さんと錚々たる面々です。
そんな鈴木さんは視察する時は自分ルールがあったようです。
それは『1日1校しか回らない』ということです。
これは何校も回るとそれだけ深く選手のことを知ることができなくなってしまうからです。
そして選手本人だけではなく指導者や父兄、クラスの担任からも話を聞き、人柄もチェックしていたようです。
そんな鈴木さんが一目を置いたのが史上最年長の42歳11ヵ月で2000本安打を達成し、遅咲きの星と言われた和田一浩さんです。
鈴木さんは『本当に気配りができる。こういうことは成績に関係あると思いますよ。プレーに人間性が出るし、いい人間ならみんなが手を差し伸べてくれます』とコメントしています。
野球のスカウトというと野球の技術がいかに高いか?ということを見極める能力が必要なイメージがあると思います。
しかし鈴木さんは選手の人そのものをしっかり見極めて活躍する選手を発掘していたことがわかりますね。
嶋村吉洋さんと同じ視点のスカウトマン「河西俊雄さん」
先ほど嶋村吉洋さんが人を見る時の例えで、その人も見るがその人の母親も見ていたという話をしました。
この話で思い出したのが河西俊雄さんです。
河西さんは1946年にグレートリング(現・ソフトバンクホークス)に入団します。
そして1955年に現役引退し、阪神タイガースのスカウトになり、その後近鉄バファローズのスカウトになります。
河西さんは、阪神では掛布雅之さん、江夏豊さん、藤田平さん、山本和行さんを発掘し、近鉄では野茂英雄さん、中村紀洋さん、阿波野秀幸さん、吉井理人さんを発掘しています。
鈴木さんもですが、後のメジャーリーガーや名球会に入る選手を発掘するというのは、どんな気持ちなのでしょうか。
そんな河西さんの自分ルールは体が資本の野球選手らしく、選手を見る時は『母親のお尻を見ろ』ということです。
嶋村吉洋さんが話した、母親も応援したくなる子供という話とは厳密には違いますが、目を掛ける人の周りの人を見ていたことは共通しています。
そしてなぜお尻なのかというと、こんなエピソードがあります。
阪神タイガースのスカウト時代に藤田平さんの視察をした際、野球の技術は良くて注目されていた藤田平さんですが、体の線が細く、各球団はスカウトをすることを躊躇していました。
後に藤田平さんは2064安打を放って名球会入りをする選手です。
河西さんは藤田平さんの母親を見て、『母親が大きければ息子も必ず大きくなる』といい、藤田平さんの成長を確信し、阪神タイガースへの入団の道を開きました。
河西さんが発掘した選手は後の野球史を塗り替えるようなスター選手が多く、史上最高のスカウトといわれていますが、2007年6月25日に満87歳で逝去しています。
出典:Yahoo! JAPAN 平成の記憶・野球編 野茂英雄からイチローへと渡った一個のサインボール
嶋村吉洋さんの作る映画はたくさんの協力者に支えられてできている
今までご紹介した人を見る目を駆使して素敵な人とのコラボレートを積み重ね、元々普通の人だった嶋村吉洋さんは現在、映画製作をしています。
そして映画の完成を待っている人がたくさんいるようです。
嶋村吉洋さんは日々やるべきことをコツコツやってだけと言います。
WORKOUTにも繋がる考え方ですよね。
人との出会いは刺激になります。
WORKOUTをして筋肉にも刺激を与えながら、人と出会って人生にも刺激を与えていきましょう。