ホーリーランドを読んで柔道家と喧嘩した話がおもしろい part1

ワクセル 嶋村吉洋のトークセッションのような面白さがある2ちゃんねる

出典:ITmedia 「サーバーを確保しました」 「2ちゃんねる」に何が起きたのか 運営費がひっ迫?

こんにちは。大関です。

2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)には色々な話が書き込まれます。

ただ言質をとることが基本出来ないので、書かれていることは便所の落書きと一緒、などと表現されます。

しかし、中には読んでて純粋におもしろいと思えるものもあります。

今回は漫画『ホーリーランド』を読んで強くなったと勘違いした男性の話を紹介します。

ホーリーランドを読んで喧嘩をしたくなり、高3の冬デビュー


WORKOUTをするきっかけはそれぞれあると思いますが、漫画などを読んで憧れ、体を鍛え始めるということはあると思います。

今回2ちゃんねるに書き込んだスレ主もその一人です。

スレ主とは最初にスレッドを立ち上げた人です。

スレ主は高校3年生で少し遅めの中二病を発症しました。

そしてホーリーランドを読み、強くなった気がしてヤンキーに喧嘩を売ろうと思い立ちます。

それまでも色々な格闘漫画を読んでは影響されていたようです。

ちなみにホーリーランドは、引きこもりの男がボクシングをかじって絡んでくるヤンキーを撃退し、ヤンキー狩りと呼ばれるようになっていく漫画です。

ホーリーランドの中には【対角線の腕掴み】というテクニックがあります。

これは左手で相手の左手の肘のあたりの袖を掴むと、相手からは攻撃しづらく、こちらからは攻撃しやすくなるというテクニックです。

これに感銘を受けたスレ主は来る日も来る日もこのテクニックの練習を始めます。

まずは電気のヒモを揺らし、それを掴み続けるという鍛錬です。

夜の12時から始め、気がついたら『ズームイン朝』という番組が始まるまで行っていたそう。

しかし「人間の力はそんなもんじゃない」と感じ公園の円形の回るジャングルジムのようなものをグルグル回し、掴む練習にシフト。

しかし掴み損ねて回転に腕が持っていかれてしまい、地面にたたきつけられて捻挫をしたようです。

痛いし、見られていたらかなり恥ずかしいやつですね。

そしてジャングルジムは危険と判断し、落ちてくる葉っぱを掴む練習をしてレベルアップを感じ、いよいよ喧嘩をしようと決心します。

翌日は腰パンに茶髪、そしてチェーンをつけて登校。

絵に描いたようなヤンキーに変身して学校に行ったようです。

ちなみにスレ主はいじめの対象にもならないほど、クラスでは空気のような存在だったようで、その変化に周りは引いていたといいます。

考えればわかりますが、高校3年の冬に変身して高校デビューしても「今更何がしたいんだ?」と周りも思いますよね。

しかしそこにヤンキーが話しかけてきます。

このヤンキーはスレッドの中で『D』と呼ばれており、身長185くらいで体重は80キロほど。

高校2年の時に柔道の県大会で2位になったことはありましたが、タバコがバレて退部になり、就活も上手くいかずイライラしていた時期だったといいます。

Dが「あれ、お前どうしたんだ?そんな格好して」と聞いてきた時に喧嘩を売られたと勘違いしたスレ主は「ヤンのか?」と返したそうです。

スレ主はかなりイタい人です。

しかも喧嘩の仕方がよくわからなかったスレ主は、その後もDに「なに言ってんの?」と言われても「ヤンのか?」以外の言葉が見つからなかったそうです。

話が通じないスレ主に対し、徐々にDもイライラしだし、学校が終わってから喧嘩をするということで話がまとまりました。

しかしスレ主は大きなミスをしていました。

実はホーリーランドの中で「路上で柔道家とは戦ってはいけない」というセリフがあります。

理由は畳ではない地面にたたきつけられたら危険だから、というものでした。

それをすっかり忘れ、柔道家のDに喧嘩を売ってしまうのでした。

つづく

ワクセル 嶋村吉洋のトークセッションのような面白さがあるホーリーランド

出典:ホーリーランド Amazon販売ページ