出典:ディープインパクトの軌跡 日本近代競馬の結晶よ、永遠にーー。
こんにちは。大関です。
昨日(5月29日)は競馬の日本ダービーが行われていました。
友達からは街中のあちこちに馬券が落ちていたという言葉を聞きました。
そういった話を聞くと松尾芭蕉の【奥の細道】の『平泉』を思い出してしまいます。
「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡」
競馬に負けていった勇者たちが散っていき、腹いせに馬券を投げ捨ててしまう姿には哀愁があります。
ゴミ箱に捨てるのが良いのですが、感情的になってしまったのでしょうね。
そんなドラマが渦巻く競馬の世界で、最強と謳われた競走馬の『ディープインパクト』をご紹介します。
このブログはWORKOUTを扱いますが、一般の方も名前は聞いたことがあるであろうディープインパクトは競馬の世界を超えて、鍛え抜かれた名馬だと思います。
オッズが1.0倍という誰得レースを実現した『ディープインパクト』
ディープインパクトは2002年に名門牧場の『ノーザンファーム』で生を受けます。
その名の通り競馬界に「深い衝撃」を与えることになったディープインパクトは、気性が荒くなく、人が好きで頭がよかったと調教師や騎手が証言しています。
しかし練習の際には足が血だらけになっても走り続けるほど肝が座っており、負けん気が強い馬でした。
そしてデビュー戦では天才騎手の武豊さんを乗り手にしてレースに臨みました。
結果は驚異的な末脚を発揮して圧勝します。
それ以降も数々の重賞レースに臨みますが、様々な伝説を残します。
明らかに本気を出さずに、流した走りをしていたが圧勝してしまう。
スタートで大きく出遅れたにも関わらず、これまでの記録を1秒も縮めるレコードタイムを叩き出して圧勝してしまう。
など次元の違う強さを持っていました。
マリオカートでスタートダッシュをミスした時のタイムアタックはリセットしている身としては、心がとても痛みますね。
そんな圧倒的な強さで人気を獲得したディープインパクトは『日本ダービー』『皐月賞』『菊花賞』を制した馬に贈られる「三冠馬」になりました。
しかしあまりにも強すぎることから『皐月賞』と『日本ダービー』を制した時点で、三冠馬達成を祝う銅像ができたという逸話があります。
そして三冠馬をかけた『菊花賞』では単勝1.0倍というオッズがつきました。
これはいくらお金を賭けても1倍で返ってくるので、予想が的中しても賭けたお金がそのまま返ってくることを意味します。
そして『菊花賞』を制し、見事「三冠馬」になりました。
「三冠馬」になってからも数々の重賞レースで活躍し、2006年に引退します。
馬は活躍する期間が短いですね。
しかし鍛え抜かれた名馬は競馬の枠組みを超えて人の心を打つものだなと思います。
WORKOUTを継続してしていきましょう。