こんにちは。大関です。
今までWORKOUTに関する内容を綴ってきました。
今回は頭の体操になるような話題です。
MicrosoftはITの業界では知らない人はいない大企業、どころではなく、世界でも知らない人はいないような大きな会社です。
そんなMicrosoftの面接ではとてもユニークな問題が出されるということなのでご紹介します。
ガソリンスタンドの数を求めよ マンホールの蓋はなぜ丸い?
Microsoftはソフトウェアの会社なので専門的な問題ばかりが出そうだと思うかもしれません。
もちろんそういった問題も出るとは思いますが、下記のような問題も出ます。
【アメリカには何軒のガソリンスタンドがありますか?】
ちょっとまだ先を読まずに考えてみてください。
ガソリンスタンドの軒数をデータを見ずに答えられるでしょうか。
この問題は「わかるか!」と思考停止してしまうのが一番いけません。
Microsoftは本当にガソリンスタンドの数を知りたいのではなく、難問にぶつかった時にその人がどうやって問題を解決するのかを見ています。
上記の問題は『フェルミ推定』を使うと解くことができます。
フェルミ推定は複数の手がかりと常識からおおよその回答を出す方法です。
まずアメリカのガソリンスタンドなので、アメリカに存在する車の台数に注目します。
アメリカは広いので基本移動は車です。
仮に2人で1台の車を所有しているとします。
そしてアメリカの人口は約3億人です。
なのでアメリカには約1億5000台の車があると導き出されます。
次にガソリンスタンドですが、仮に給油機が2つのこじんまりとしたガソリンスタンドで考えましょう。
このガソリンスタンドが1日14時間営業しているとしたら、1週間で約100時間営業していることになります。
そして給油する頻度も1週間に1回ほどが平均的かなと思います。
1時間に10台給油しているなら1週間で1000台給油しているということです。
なので1億5000÷1000でガソリンスタンドは約15万軒アメリカに存在しているということになります。
続いて
【マンホールの蓋が四角ではなく丸の理由は?】
という問題です。
これも少し考えてみてください。
おしゃれだからとかではなく、しっかりとした理由があるんです。
正解は四角や三角、楕円の形だと蓋を傾けた時にマンホールに落ちてしまう可能性があります。
しかし丸だと絶対にマンホールに落ちないからです。
頭の体操になったでしょうか。
最初の問題は知識では解けない問題を、知恵を使って答えを導けるかを面接官は見ています。
そして2つめの問題はいかに普段から周りのことに注意を払い、当たり前のことに意味を持たせられるかを面接官は見ています。
ソフトウェアの会社なのにソフトウェアとまったく関係ない問題ですが、人が働く時に必要な能力を見ていたというわけですね。
体のWORKOUTと同時に頭もWORKOUTをしていきましょう。