こんにちは。大関です。
視聴していた方も多く、結果を知っている人も多いと思いますが、WBC(ワールドベースボールクラシック)で日本が優勝しました。
3大会ぶりの優勝ということでとても盛り上がりましたね。
そして試合運びも最高でした。
決勝戦も準決勝戦もビハインドから追いつき、勝ち越すという最高の内容でした。
WORKOUTを極めたプロ野球選手が世界規模で国を背負って、負けたら終わりの真剣勝負をするのは見ていて熱くなりますね。
特に去年プロ野球史上最年少の三冠王を獲得した村上宗隆(むらかみ むねたか)選手。
彼は活躍が約束されていましたがWBCではとにかく絶不調でした。
しかし大事な所でのサヨナラタイムリーと決勝戦でのホームランは見ていてとても熱くなりましたね。
特に準決勝のメキシコ戦でのサヨナラタイムリーは5番として先発出場して2三振と三邪飛。
4打席目にサヨナラタイムリーを放ちます。
その村上宗隆選手の打席の直前に4番の吉田正尚(よしだ まさたか)選手がフォアボールを選んでランナー1,2塁になりました。
吉田正尚選手はその試合で3ランホームランを放っており絶好調です。
栗山監督はその吉田正尚選手に代わって周東佑京(しゅうとう うきょう)選手を代走に送ります。
つまり延長戦は想定せず、この回の攻めで決めるという決意の表れです。
村上宗隆選手より後の打順の選手ももちろんスター選手ですが、下位打線になります。
栗山監督はその日、絶不調だった村上宗隆選手を信じたということですね。
そして村上宗隆選手も監督の気持ちが伝わってきたと思います。
サヨナラタイムリーを打った後の村上宗隆選手は本当にホッとしたという表情をしていましたね。
そしてその日、絶好調の吉田正尚選手に周東佑京選手という足のスペシャリストを代走で起用して結果を残した栗山監督は勝負師だと言えると思います。
あそこでもし同点に追いついたとして、延長戦に突入して打てずに負けたら栗山監督への批判は免れません。
栗山監督は本当に選手を信じきった名将だと思います。
だいぶWBCの話題を書いてしまいましたが、今日の本題は【勝負師】です。
監督も勝負師と言われますが、代打という役割も勝負師と言われます。
代打は試合が緊迫している場面で登場します。
そんな緊張感のある中で結果を残す選手は「代打の切り札」または「代打の神様」と言われます。
今回は「代打の神様」と謳われた『桧山進次郎』さんがワクセルの動画に出演していた時の動画の感想を書いていきます。
ワクセルの動画で見る 本当に頼りにされた男 桧山進次郎さん
「代打の神様」と言われる桧山進次郎さんですが、プロ入りしてすぐに代打専業になったわけではありません。
1969年に京都府京都市で生まれ、東洋大学からドラフト4位で阪神タイガースに入団します。
そして移籍などはせず、阪神タイガース一筋に22年間の現役生活を送ります。
ワクセルの動画では入団時のエピソードが語られています。
関東の球団に憧れがありながらも、どの球団でも入団するつもりだったよう。
ただドラフト3位以内じゃないと入団拒否すると表明をしていたようです。
しかし実際は阪神タイガースからドラフト4位での指名でした。
桧山進次郎さんは入団するか迷ったようです。
というのも当時の阪神タイガースは弱かったからです。
しかしお父様から「お前は昔阪神ファンだっただろう。お前が入って阪神を強くしたらいいじゃないか」という言葉で阪神タイガースに入団することを決めたということです。
「代打の神様」と呼ばれるまではスタメンとして活躍した年もありました。
桧山進次郎さんは良くも悪くも振り切る選手というイメージを僕は持っています。
思い切りが良いという印象です。
打率は低くホームランは出るが三振もとことんするという打撃スタイルの年もありました。
反対にホームランは少なくなって打率と打点が高いという年もあります。
これだけ打撃スタイルが変わると投げる方は、以前対戦した時の記憶を消してまっさらな相手として対戦する必要があります。
そんな選手が代打という1球に全集中力を注ぐ勝負をしてきたら活躍しないわけはありませんね。
桧山進次郎さんが動画の中で話していることを聞くと、とても考えて野球をしてきたことがわかります。
そして「待つ心、瞬間の力」という本を出版していますが、この本の中でもとても考えていることが伝わってきます。
代打はたった1球で勝負を決めるために1年間ずっと準備をするようなものです。
動画の中でも準備の大切さを繰り返し発言していました。
そこで70〜80%で常に準備をし、本当に出番になった瞬間に100%になるように気を配っているということです。
あげすぎないというのも中々苦しいものだと思います。
桧山進次郎さんは代打だけが準備が大変とは思っていないようです。
ピンチでマウンドに立つピッチャー、守備固めで絶対にエラーしてはいけない選手、代走で必ず足でチームに貢献しなければいけない選手もみんな勝負の時のために準備していると言います。
勝負事の世界は本当に過酷なことがわかりますね。
桧山進次郎さんの経験が詰まった「待つ心、瞬間の力」という本は社会人人生でも応用できると思います。
人生はいつチャンスが回ってくるかわかりません。
その時にコンディションが乱れていては結果を作ることはできません。
ふと思いましたが、長く雌伏をしながらチャンスを待つのは徳川家康のようですね。
徳川家康の言葉や生き方を自分の人生の生き方として参考にしている人はいると思います。
「待つ心、瞬間の力」は徳川家康の生き方を参考にしている人にとってはとても共感できる内容かもしれませんね。
今回のWBCで周東選手のことに触れましたが、周東選手は足のスペシャリストです。
まさに代走での1回のチャンスで1塁からサヨナラのホームインをしています。
あのプレイも単純に周東選手の足が速いというだけでなく、試合にでていなくても試合の流れを把握してチャンスで結果につながるように準備していたから得点に結びついたと思います。
ちなみに周東選手は福岡ソフトバンクホークスで育成選手から1軍、そして日本代表となっている選手です。
いつか周東選手のことも取り上げて記事にできたらと思います。
ワクセルでは引退後のスポーツ選手のセカンドキャリアの形成のお手伝いをしているプロジェクトもやっています
今回はワクセルの公式YouTubeに投稿している桧山進次郎さんとのトークセッション動画を見てこの記事を書きました。
ワクセルは嶋村吉洋さんという方が主催をしているソーシャルビジネスコミュニティです。
僕は嶋村吉洋さんと友人を介して知り合い、WORKOUTという共通の趣味を通じて懇意にさせていただいています。
ワクセルは様々なプロジェクトを立ち上げています。
本を出版するプロジェクトもあります。
ドローンのようなこれから広がる技術を発展させようというプロジェクトもあります。
中には泡盛プロジェクトなんていうものもあります。
そして「Phalaenopsis プロジェクト」というものがあります。
Phalaenopsis(ファレノプシス)は胡蝶蘭のことで、花言葉は「幸福が飛んでくる」。
そして胡蝶蘭は二度咲くことからスポーツ選手のセカンドキャリアのお手伝いをするプロジェクトの名前になりました。
ワクセルのコンテンツにはYouTubeのような映像コンテンツもあれば、本や各種プロジェクトなど様々な取り組みを行っています。
桧山進次郎さん以外にも藤川球児さんとのトークセッション動画もあるので気になる方は見てみてくださいね。
出典:ワクセル公式サイト