こんにちは。大関です。
ゴールデンウィークも終わって五月病になっている方もいるかもしれませんね。
五月病には人とのコミュニケーションや適度な運動、そして睡眠などの休息が効果的なようです。
社会人になるとよく言われる体調管理の方法ですね。
学生時代は定期的に部活で運動をしますが、社会人になるとなかなか体を動かしません。
五月病にも運動やWORKOUTは効果的なので取り入れていきましょう。
そして休息は睡眠以外に娯楽もあります。
娯楽を楽しめば気分転換になりますし、五月病の沈んだ気持ちも明るくなりますね。
娯楽で野球を見る方も多いのではないでしょうか。
最近はWBCなどで世界との実力差がそこまでないことも感じられ、注目している人も多いと思います。
そして今年は横浜DeNAベイスターズに『トレバー・バウアー』という投手が入団しました。
『トレバー・バウアー』投手は現役バリバリの大リーガーです。
今回は『トレバー・バウアー』投手を紹介していきます。
物理が好きで友達がいない学生時代を過ごした『トレバー・バウアー』
『トレバー・バウアー』投手は1991年生まれで現在32歳です。
投手としてはまだまだ働き盛りと言える年齢ですね。
普通、このくらいの年齢で現役バリバリの大リーガーが日本に来ることはありません。
実績のある選手は30代も後半になって大リーグで通用しなくなり、それでも現役にこだわりがある場合に新天地として日本を選ぶというのがスタンダードでした。
日本の野球が世界との実力差が少なくなってきたとは言え、まだまだ大リーガーの中でもトップ層の人間が日本でプレーすることは少ないです。
なので今のうちに『トレバー・バウアー』を見に行くことは価値があると思います。
『トレバー・バウアー』はカリフォルニア州の出身です。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校に在籍していた2011年にドラフト1巡目(全体3位)でダイアモンドバックスから指名を受けてプロ入りをします。
そして2年目からメジャーに昇格していますが、学生時代は少し癖のある生徒だったようです。
中学生時代からプロ野球選手になることを夢見てトレーニングに明け暮れたようですが、友達がいない孤独な学生だったとのこと。
というのもプロ野球選手という夢が明確すぎるがゆえに、プロ野球選手になるため無駄を省いて毎日を過ごしていたためです。
朝5時に起きて5時半から室内プールでトレーニングをして学校に行き、学校が終わると宿題をして夜10時まで公園で練習をするというルーティーン。
翌日も5時に起きるために早く寝るでしょうから、友達と遊ぶ暇なんてありません。
野球はチームスポーツなのでチームメイトとのコミュニケーションは大事です。
野球に対するコミュニケーションはとっていても、遊びには行かなかったので友達がいなかったと後に述懐しているのだと思います。
そしてその友達がいない状態は高校に入っても変わりません。
しかしプロ野球選手になるために『トレバー・バウアー』は物理学に興味を持ちます。
なぜ物理学かというと「重力やマグヌス効果がどう自分の投球に影響しているのか?」に興味があったからです。
なので高校では練習の他には物理学の本を読み、クラスメイトとは会話はあまりせずに物理学の先生にはたくさん質問をして過ごしていたようです。
中学生や高校生でこんな生徒が同級生にいたら「やばいやつ」や「変わったやつ」と思うかもしれません。
ただこういった科学的な分野に興味を持ったことが後に『トレバー・バウアー』が大リーグで成績を残すきっかけになります。
今では当たり前の理論をいち早く取り入れた『トレバー・バウアー』
自分流を貫く上記のような性格をしていたことからドラフトで選ばれた時も「自分のルーティーンを変えさせる球団には行かない」と発言していました。
そして大学選抜で来日していたこともあり、もしも自分に合わない球団しかなかったら日本の球団に入団することを学生時代から考えていたようです。
そしてプロ野球選手になり2年目からメジャーデビューをしたと前述しましたが、すぐには活躍できませんでした。
この頃は股関節や腰に違和感を覚えており満足な投球ができず、フォーム改造の必要性に迫られていた時期です。
ここで『トレバー・バウアー』は『カイル・ボディ』という人物が行っていた科学的なデータを駆使した調整を行います。
『カイル・ボディ』は「ドライブライン」という施設でデータを駆使したトレーニングを行っています。
『カイル・ボディ』はなんと元数学者です。
当時は今ほど論理的なトレーニングには注目が集まっていません。
なので元数学者にプロスポーツが理解できるわけがないと考える人も多かったと思います。
しかし「ドライブライン」では今では当たり前になっているハイスピードカメラを使って球種の動きを分析したりキャプチャを使って体の傾きを分析したりしていました。
こういった当時としては誰からも見向きもされないアプローチに、物理学に傾倒していた『トレバー・バウアー』だからこそ興味を持ったのかもしれませんね。
そして2014年から台頭し、調子の波はあれど大リーグで2桁勝利をする投手に成長しました。
2018年にはオールスターゲームにも出場。
そして2020年は大リーグ自体が60ゲーム開催という短縮シーズンでしたが11試合に先発して5勝4敗、防御率1.73という記録でサイ・ヤング賞を獲得しています。
サイ・ヤング賞は大リーグでその年に最も活躍した投手に与えられる賞で、大リーグで最も勝ち星をあげた『故サイ・ヤング』投手の名前から付けられた賞です。
つまり2020年に大リーグの頂点に立った投手となります。
この年はダルビッシュ有投手もサイ・ヤング賞の候補に上がりましたが惜しくも獲得出来ませんでした。
ちなみにまだサイ・ヤング賞を日本人で獲得した人物はいません。
そして大リーグで通算83勝を挙げています。
これだけの実績を持った選手がなぜ日本の球団に入団したのかというと『トレバー・バウアー』は女性問題を起こしてアメリカでは出場停止処分になっているからです。
素行は心配ですが、それがあったからこそメジャーの球団が手放してくれたわけで日本としてはまたとない機会になったわけです。
『トレバー・バウアー』は大の親日家ということなのでピークが過ぎればいつか日本のマウンドに立ったかもしれません。
ただ今の『トレバー・バウアー』はまだまだ全盛期といってもいい年齢です。
日本で大リーグのトップ選手の実力を見てみたいですね。
2023年4月は2軍で調整をしましたが、5月は1軍で登板をしました。
5/3に日本での公式戦初出場を果たし、広島カープを相手に失点1で勝利投手になっています。
続く5/9の巨人戦では3ホームランを含む7失点をしてしまって敗戦投手になっています。
ただある元プロ野球選手が言っていましたが、「全盛期のダルビッシュ有投手と2軍の選手でもダルビッシュ有投手の調子が悪い試合なら2軍の選手が打ち崩すということも起きる」とのこと。
通年で対戦すれば圧倒的に『ダルビッシュ有』投手が2軍の選手を抑えるという成績を残すでしょうが人間なので1年に何回かは調子の悪い試合があって当たり前なようです。
もしかしたら『トレバー・バウアー』は現在五月病なのかもしれませんね。
読者の皆様は五月病を押しのけられるようにWORKOUTを継続していきましょう。