
出典:ワクセル公式サイト
こんにちは。大関です。
このブログの運営者の嶋村吉洋さんが主催するワクセルが行っている、ワクセル会議の講演会に『一瀬邦夫(いちのせくにお)』さんが出演しました。
一瀬邦夫さんはペッパーランチやいきなり!ステーキのペッパーフードサービスの創業者です。
現在、一瀬邦夫さんはいきなり!ステーキの代表取締役CEOならびに取締役を辞任し、社長に長男を指名して第一線から身を引いています。
そして2024年からは「和牛ステーキ和邦」を開き、自身も調理をしているようです。
さらに自身が創業したペッパーフードサービスでは、この記事を書いている2025年10月の段階では第2位の大株主となっています。
ワクセル会議の一瀬邦夫さんの講演を聞いて
出典:いきなり!ステーキ公式サイト
ワクセル会議での一瀬邦夫さんは今まで経営してきた中での工夫や苦労、葛藤を正直に話している印象です。
いきなり!ステーキはあっという間に出店し、とんでもない店舗数になっていたので「俺についてこい」的な経営者かと思っていました。
しかし実際には「ステーキくに」時代には従業員がやめて欲しくなくて、経営が傾くまで何も言えなかったようです。
ここからとにかく無駄をカットして従業員一人ひとりとコミュニケーションをとって店長との約束もとりつけ、3ヵ月でV字回復させました。
この時の経験が後にペッパーランチに生かされ、人員削減のためにカウンター席のみにして券売機を導入したといいます。
昔は、ステーキ屋さんには券売機を置かないという常識を工夫で打ち破ったわけですね。
ワクセル会議の中で一瀬邦夫さんが言った、飲食店に大事な先味・中味・後味
出典:Wikipedia
「ステーキくに」時代にコンサルを活用したこともあったようで、その時に学んだことをワクセル会議の中で教えてくれています。
それは「先味・中味・後味」という考え方です。
先味は食べる前に美味しそうに見える料理。
中味は実際に食べた時に美味しいこと。
後味は食後にお金を払う時に「美味しかったからまた来よう」と思ってもらうことです。
そしてお客さんに対するおもてなしも大事にしたと仰っています。
まさにいきなり!ステーキの時にお客さんを虜にしており、肉マイレージというシステムを作り「また来よう」というニーズを作っていました。
肉マイレージは食べたグラム数(後に合計金額に変更)に応じてマイレージがついてお得になったり特典がついたりするサービスです。
この肉マイレージは全国ランキングを見ることができ、一時期は「オフロスキw」というぱっと見ロシア人のようなお風呂が好きそうな人がずっと1位でした。
このオフロスキwという方は合計1t以上のステーキをいきなり!ステーキで食べたようです。
これほどのリピーターを生むサービスやシステムを作れるのは本当にすごいと思います。
WORKOUTをしている方はステーキのタンパク質や付け合わせのブロッコリーの方が大事だとは思います。
ただワクセル会議の動画はとても勉強になるのでぜひ見てみてください。
