復活したスポーツ選手、「シャークボーイ」アクマット・ハッシム

こんにちは。大関です。

前回は野球選手「村田兆治」氏を紹介しましたが、今回はパラリンピック競泳男子、南アフリカ代表の「アクマット・ハッシム」氏を紹介します。

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アクマット・ハッシム氏は南アフリカのケープタウンでライフセービングの訓練をしていました。

なぜ彼が後に「シャークボーイ」と呼ばれたのかというと、その訓練中にホホジロザメに襲われ、片足を食べられてしまったのがきっかけです。


サメはアクマット・ハッシム氏の弟に襲いかかろうとしましたが、それに素早く気づき、注意をひきつけたため被害をうけました。

アクマット・ハッシム氏は実はサッカーでプロを目指していたので、その絶望は計り知れなかったと思います。

テレビでも報道され、すっかり有名になっていました。

救いの女神現る


入院中にアクマット・ハッシム氏はある出会いをします。

それは同じ南アフリカのケープタウン出身のパラリンピック女子競泳選手の「ナタリーデュトワ」氏です。

彼女は北京・アテネパラリンピックで合計10個の金メダルを獲得し、健常者との大会でも優勝を経験するなど、南アフリカの英雄のような方です。

テレビでアクマット・ハッシム氏のことを知り、お見舞いにきたということでした。

そして、ライフセーバーをしていた経験も踏まえ、「競泳をしてみないか?」と勧めてくれました。

失った目標を新たに見つけ、トレーニングを続けたアクマット・ハッシム氏はロンドンパラリンピックで銅メダルを獲得しました。

サメに恩を返したい

アクマット・ハッシム氏はレース中に自分を襲った4.7mのホホジロザメに追いかけられることをイメージしながら泳いでいたようです。


その必死さが世界3位という結果に結びついたのですね。

現在、選手は引退しサメを乱獲から保護する活動をしています。

サメに夢を1度は壊されましたが、新たな夢をサメに与えてもらい、今はサメに感謝して前向きに進んでいます。

まさに「シャークボーイ」です。

夢を与えてくれた恩を返すために、今はサメを守っているんですね。

すごく人間ができた人です。

卒業式の予行の時「卒業生、起立」で在校生の大関は1人だけ起立して「先生の声が聞き取りずらいのが悪い」と言ってしまうくらい人間ができてない大関とは雲泥の差です。

これからは誰のせいにもせず、かっこいい選択をして周りに感謝できる人間になっていきましょう。