こんにちは。大関です。
今回は復活したスポーツ選手シリーズでテニス世界女王の「モニカ・セレシュ」選手について書いていきます。
以前の復活したスポーツ選手の記事はコチラ
※復活したスポーツ選手 村田兆治
※復活したスポーツ選手 「シャークボーイ」アクマット・ハッシム
モニカ・セレシュ選手と言われても中々ピンと来ないかもしれません。
現役時代が1989年~2008年。
当時はシュテフィ・グラフ選手が世界ランキング1位で、押しも押されもせぬ世界女王でした。
その圧倒的な強さはアニマル浜口さんをもってしても「あれは気合でどうにかなるもんじゃない」と言ったかもしれません。
そのグラフ選手に、セレシュ選手は15歳で対戦して敗戦します。
しかしこの時の敗戦がセレシュ選手を大きく成長させ、翌年に対戦した時はグラフ選手を降しました。
そしてその翌年に、17歳3か月で世界ランキング1位になり、セレシュ選手は世界女王として全盛期を迎えます。
1993年4月30日
この日、セレシュ選手は「シチズンカップ」に出場して試合を行っていましたが、グラフ選手の熱狂的なファンがコートに乱入してきました。
そして数千人の観衆の目の前で背中を刺されてしまいます。
命に別状はなく、数か月で体を動かせるほどに回復しましたがPTSDになり、コートに立つことに恐怖心が出てしまいます。
ここから試合を離れ、その間にグラフ選手は再び世界ランキング1位に返り咲きます。
犯人の望み通りグラフ選手が世界女王になったのを見て、セレシュ選手は悔しかったと思いますが、家族は厳しくも優しく支え、2年後の1995年に復帰します。
復帰したカナダオープンで優勝、1996年の全豪オープンで4大大会優勝をし、2008年まで現役で活躍しました。
大きな障害があり、それを乗り越えた人の話を読んだり聞いたりすると勇気をもらえますよね。
スポーツの世界にはそんな話はたくさんあります。
WORKOUTをしていて、くじけそうになった時はモニカ・セレシュ選手の困難を思い出して一歩踏み出ししてみてはいかがでしょうか。