こんにちは。大関です。
現在、日本では出前サービスのUber Eatsや出前館などが発達し、どれだけ辺鄙な場所でも少しの労力で簡単に食事が摂れるようになっています。
しかしそういったサービスが無い時代に、例えば周りにコンビニがない、飲食店がないという少し不便な所に住んでいたら、わざわざ買出しに遠くのお店にいくのは面倒なので、小腹が空いたくらいなら我慢していたかもしれません。
ダイエットを意識している時は不便な方が心にブレーキをかけやすく、瘦せる時には便利になります。
そしてさらに不便で、通ったり帰宅すること自体がWORKOUTになったら一石二鳥ですよね。
今回はそんな不便で便利な場所、「メテオラ」をご紹介します。
メテオラ修道院群 世界遺産にもなっている断崖絶壁の家
メテオラとはギリシャ中央に位置する、カランバカという都市にある、6つの修道院群の総称になります。
ここは奇岩がたくさんあり、その奇岩の上に修道院が建てられ、現在でも数人の修道士が住んで生活しています。
それぞれ、高さ数百メートルの奇岩の上に修道院があり、長い年月をかけて風雨の浸食によって写真のように細長い岩の上にぽつんと建物が建っている状態になったようです。
メテオラに人が住み始めたのは9世紀のことで、最初は修行に訪れた修道士が岩山の洞穴に入ってお祈りをしていたことから始まったようです。
この時お祈りしていた修道士は、はるかのちにこんなに人の目を引く建物が建てられるなんて想像もしてなかったでしょうね。
メテオラ修道院には歴史もあります。
1340年頃、東ローマ帝国はセルビア王国の侵攻を受け、修道士達は避難しなければならなくなりました。
その時の侵攻から修道士を守ったのが、このメテオラ修道院群だったと言います。
こんな断崖絶壁を目の前にしたら、攻める方も戦意喪失しますよね。
その後も修道院が建設されて、現在は6つの修道院が活動しています。
この珍しい景観や歴史的価値から1988年に世界遺産になりました。
世界遺産というと、一度は見てみたいと思うかもしれません。
特に修道院からの展望はかなりいいと思います。
ちなみに噂ですが、ドラゴンクエスト7に登場するギュイオンヌ修道院はゲーム内で山を登った先にあり、景色が良い場所ですが、メテオラをモデルにしたという話があります。
世界遺産好きな人やドラゴンクエストが好きな人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
140段の急な階段を上がったら修道院に着くのでWORKOUTにもぴったりです。