ホーリーランドを読んで柔道家と喧嘩した話がおもしろい part2

ワクセル 嶋村吉洋のトークセッションのような面白さがある2ちゃんねる

出典:ITmedia 「サーバーを確保しました」 「2ちゃんねる」に何が起きたのか 運営費がひっ迫?

こんにちは。大関です。

前回、2ちゃんねるに書き込まれた、ホーリーランドを読んで影響を受け、学校のヤンキーに喧嘩を売った話をしましたが、その続編です。

この物語の主人公のスレ主は中二病で学校では目立たない存在です。

前回の記事を読んでいない方はそちらを先にお読みください。


しかし、任侠映画などを見たら影響を受け、強くなった気になってしまう現象はなんなんでしょうか。

皆さんあると思いますが、思い出すと恥ずかしくなりますよね。

スレ主はホーリーランドの作中で「柔道家との戦いは避けるべき」と書いてあるのに、それを忘れ、柔道家の『D』に喧嘩を売ってしまいます。

そして放課後。

Dの取り巻きがスレ主を逃げないように複数人で取り囲み、決闘場となる公園まで連れていきます。

すでに公園には50人近い聴衆がいました。

みんな口々に、

「うおおお!マジで来たぞアイツ!」

「あいつだれ?」

「あんな奴見たことないんだけど?」

「あいつ誰なの?いやマジで」

「あいつおまえらのクラスに本当にいた?」

「あいついつ転校してきたの?」

と高校3年の冬なのに、誰もスレ主を認識していなかったという描写があります。

もっと早くDに喧嘩を売っておけばよかった


その後、Dが仲間達と現れ、スレ主と対峙します。

Dは185cmある巨漢なので、それだけでスレ主は戦意を喪失してしまいますが、頭の中ではホーリーランドの作中の【対角線の腕掴み】のイメージトレーニングをしていました。

大切なことは、肘の辺りの袖をしっかり掴むことです。

手首の辺りだと簡単に外されて、相手の動きを止められません。

Dは「やるぞ!」と言って上着を脱ぎます。

すると半袖でした。

スレ主は「どこ掴もう、俺」と思ったと言います。

「なあ、お前、上着着ないの?」

「寒くないのか?」

「一応言っておくけどその状態で倒れたら肘とかすりむくぞ。俺。お前には怪我させたくないんだけど」

など上着を着るように促しますが、Dはまったく聞く耳は持たなかったようです。

必殺技を封印されたスレ主はどう戦っていいかわかりません。

仕方なく腕を掴みますが、柔道技で払われ転ばされてしまいます。

寝技はまずいと思い必死に転がって追撃を避けますが、その動きがおかしかったのかDや聴衆に笑われてしまいます。

追い詰められたスレ主は体当たりを行い、これが上手く決まり、Dが倒れます。

すかさず追撃をかけようとしますが、Dは立ち上がり、手首を掴んで関節を決められてしまいました。

そのあとラリアットで倒され、また手首の関節を決められて起こされるということを何回かされ、スレ主は逃げられなくなります。

ラリアットは倒されるだけなので痛くは無いのですが、手首の関節を決める技は声が出るほど痛かったそうです。

スレ主がもう泣きそうになっているころに耳元でDが、

「もういいだろ?俺、疲れたよ。だるいし終わりにしねぇ?」

と言い、喧嘩は終わりました。

そしてスレ主は絶叫しながら泣いてしまったそうです。

聴衆からは

「弱いのに喧嘩売るなんてダセェ」

とヤジが入りますが、Dが、

「ならお前が今度は俺とやるか?」

とすごみ、黙らせてくれたようです。

聴衆がいなくなってもDとその仲間はいてくれ、スレ主が落ち着いたころになんで喧嘩を売ったのか理由を聞いてきました。

スレ主は正直にホーリーランドを読んで強くなった気がして喧嘩を売ったことを伝えます。

するとD達は大いに笑い、

「俺たちもバカだけどお前のバカはベクトルが違っておもしれぇ」

といい、翌日からD達と一緒に行動するようになります。

Dは普通にいい奴でした。

喧嘩の時もラリアットは転がすために行い、殴ったりはしてきません。

そもそもスレ主の変化に気付き、クラス中が様子見している中、普通に話しかけただけでした。

昨日まで空気のような存在の男が、一番目立っているグループに入り、周りは驚きます。

主にパシリをやっていたようですが、お金を請求されたりもなく、夜にバイクで街に遊びに連れていってくれました。

高校3年から突然、高校生活がピークを迎え、卒業式では大泣きしたといいます。

その後もDとの親交は続いており、「もっと早くDに喧嘩を売って仲間に入れてもらえばよかった」と述懐します。

普通、中二病を発症したら見ていられないことになると思いますが、今回の話は友達もでき、とてもいい話だなと思ったので取り上げました。

きっかけは中二病からでもいいので、まずはWORKOUTをしていきましょう。

ワクセル 嶋村吉洋のトークセッションのような面白さがあるホーリーランド

出典:ホーリーランド Amazon販売ページ