出典:ワクセル公式ウェブサイト
こんにちは。大関です。
今回はワクセルの公式YouTubeに載っている動画を紹介していきます。
何回か書いていますが初めてこのブログを読む方のために『ワクセル』の説明をします。
『ワクセル』はこのブログの運営者である「嶋村吉洋」さんが主催するソーシャルビジネスコミュニティです。
嶋村吉洋さんは様々な人とコラボレートすることで大きなプロジェクトを立ち上げたり面白いコンテンツを作ったりしています。
そんな嶋村吉洋さんと僕は友人を介して知り合わせていただき、WORKOUTという共通の趣味の話から懇意にさせていただいています。
そして現在ではこのブログで記事を書かせていただいているというわけです。
今回紹介する「島本敏(しまもとさとし)」さんとのトークセッション動画も島本敏さんとコラボレートすることで実現しています。
『ワクセル』の公式YouTubeチャンネルで動画がアップされていますが、島本敏さんの会社『株式会社エーディエフ』でも動画が紹介されています。
こうやってお互いに紹介し合って盛り上げていくことはまさにコラボレートですね。
では島本敏さんの会社の『株式会社エーディエフ』についてご紹介します。
アルミのアーティスト『株式会社エーディエフ』とは
島本敏さんの会社の『株式会社エーディエフ』はアルミを扱ったメーカーです。
1999年2月に創業し、大阪に本拠を置き、福岡に営業所を構えています。
最初はアルミフレームの部品を売るメーカーでしたが、現在では「アルミを使ってどんなことができるか?」をわかりやすく見せることで購買につなげ、売上をあげています。
そして実績を積み上げて約2年前に行われた国際的なスポーツ大会では『同時通訳ブース』を20台納品しています。
ワクセルの動画を見て僕がアルミのアーティストだと思った理由
僕はワクセルのトークセッション動画を見て『株式会社エーディエフ』を率いる島本敏さんは「アルミのアーティスト」だなと思いました。
なぜかというと上記のように最初は部品を売っていましたが、途中からお客さんのニーズに応えてアルミでできることをどんどん広げていったからです。
動画内でも最初は実績がないから自身のトイレに自社製品で棚のようなものを作り「アルミならこんなに簡単に組み立てられます」とプレゼンしていたようです。
なので最初はオーダーメイドでそのお客さんに合った製品開発をしていたようです。
オーダーメイドだとその分コストもかかりますがお客さんの満足度はあがります。
そしてそのうちお客さんのニーズ以上の製品開発をしていったとおっしゃっていました。
ニーズ以上のものを提案していくには普段からお客さんとコミュニケーションをとっている必要があります。
相手のことを察しているからこそ、相手がまだ気づいていない潜在的なニーズに適うものを提供できるわけです。
これはそのまま芸術の分野でも活かされるものかなと個人的には思っています。
目に見えないみんなが感動するものをアーティストの方は目に見える形に創り出すわけですから本質的には同じかなと思います。
なので『株式会社エーディエフ』を率いる島本敏さんはアルミのアーティストだなと思いました。
しかしそんな島本敏さんも若いころは人を想う余裕がなかったようです。
ワクセルの動画で感じ取れる島本敏さんがアルミのアーティストになるまで
島本敏さんのお父さんが元々はアルミのメーカーの社長さんだったようです。
そして島本敏さんはいずれお父さんの会社を継ぐつもりでしたが、お父さんは会社を倒産させてしまいます。
継ぐべき会社が無くなって夜逃げをするエピソードが動画内で語られています。
この時の夜逃げエピソードは島本敏さんがとても明るく語っていて笑ってしまうこと間違いなしです。
そして22歳でお父さんと会社を立ち上げた島本敏さんはその年齢で社長に就任しています。
22歳といえば大学を卒業したてです。
社会人経験がそのまま社長歴というのはかっこいいですね。
ただその時は周りが見えておらず会社の従業員にも不満があったようです。
しかし今では従業員に感謝をし、従業員が輝ける職場作りを行っています。
個人的に動画の中で感動した部分は島本敏さんが周りが見えていなかった時期から一緒に作ってきた仲間に「その頃の自分どうだった?」と質問したという所です。
その仲間の回答は「なんでも一人でやって一人で背負って、言っても駄目なんだろうなと思って見てました」というものです。
今になってこういうことを言い合える関係なのもすごくいいなと思います。
そして「言っても駄目」と思っていながら今でもその人は島本敏さんの近くで働いているわけですから「なにかあったら俺が力にならないと」と思っていたのだと思います。
こういう絆で結ばれた関係には僕は弱いです。
めちゃくちゃいいなと思いました。
そしてこういった経験を積んで人を想うことができ、結果お客さんのニーズを超える提案ができるアーティストになったというわけですね。
社員さんが輝けなければ意味がない 島本敏さんの経営哲学
島本敏さんは社員さん1人1人が輝ける職場を作っています。
そして「結果的終身雇用」を目指しています。
この「結果的終身雇用」は日刊工業新聞に掲載されて反響があった島本敏さんのライフプランです。
ワクセルのトークセッション動画の中でも島本敏さんは「人は20代で好きなことをやって、30代で自信をつけて、40代でやりたいことができなくなって転職する」と発言しています。
そして頑張っている人ほどその傾向は強く、今の会社でやりたいことができないから他の会社に転職してしまうと言います。
しかし会社がなんでもできるように柔軟に変化していけば頑張っている人もやりたいことが会社の中で見つかり、人生の中で転職という選択をする必要がなくなります。
そして60代や70代になって1つの会社で勤め上げたとは思えないほどの経験を積んで振り返って見たら、「結果的に終身雇用してもらったな」となる経営をしたいと言います。
ぶっちゃけこういった話は多くの企業で理想としていると思います。
上記のような経営ができれば、優秀な人材の流出は防げて会社は上昇気流に乗ると思います。
ただかなり難しいことだと思います。
島本敏さんもそれをするためには、もっと会社の規模を大きくする必要があるとおっしゃっています。
ただ動画の中では成功例もあげています。
『株式会社エーディエフ』の説明をする時に大阪に本拠を置き、福岡に営業所を構えていると書きました。
実はこの福岡の営業所が社員さんが輝く経営の成功例でした。
ある1人の優秀な社員さんに子供ができ、実家がある福岡で子育てをしたいと思いました。
しかし当時の『株式会社エーディエフ』には大阪しか営業所がありません。
普通なら福岡で転職先を探して退社すると思いますが、この社員さんは島本敏さんに福岡に営業所を開いていいか聞いてきました。
そして島本敏さんもその社員さんの今までの実績も鑑みて許可をしています。
普通、経営するならその営業所を出して効果的か?ということや、かけた経費をどうやって回収して黒字化するかの戦略と戦術を練ってから出します。
あまりにも太っ腹ですが、その福岡の営業所は軌道に乗っているようです。
今では島本敏さんは毎月の給与明細にその月会社であったことやメッセージなどを書いて手紙として社員さんの家族ともコミュニケーションをとっています。
こういった人を大事にする経営をしているから人がついてきて素敵な経営ができるのかなと思います。
WORKOUTをする場合も筋肉との細かいコミュニケーションを怠らずに継続していきましょう。