「腎臓が寿命を決める」を読んだのでレビュー

嶋村吉洋さん主催ワクセルのコラボレーターさんも大事にして欲しい腎臓

出典:Amazon 腎臓が寿命を決めるのページ

こんにちは。大関です。

今回は自治医科大学の『黒尾誠(くろおまこと)』教授が書かれた「腎臓が寿命を決める」という本を読んだのでレビューします。

腎臓は血液中の余分な物質や老廃物を尿として排出する役割をしています。

つまり食べるものや飲むものによっては腎臓にかかる負担が増えるわけですね。

腎臓が働かなくなると老廃物などが血中に流れ出して血液が汚れ、体を壊したり老けやすくなったりしてしまいます。

いつも体をきれいにしてくれている腎臓のために、どんな生活習慣をしたらいいのかご紹介します。

腎臓に負担を与えている物質は「リン」

リンという物質は骨を作る上で重要な成分です。

ですが摂りすぎると腎臓の負担になります。

どんな食べ物でも摂りすぎるとだいたいダメなのは共通ですね。

余分なリンは腎臓のネフロンという構造を使って体外に排出されます。

この構造で体内の物質をろ過して不要なものは老廃物として尿と一緒に排出されますが、ネフロンは決まった量しかなく、減っていくばかりになります。

そしてネフロンが少なくなると腎臓が機能不全になってしまうので、大量のリンでネフロンを極力減らさないような食生活を送ることが大事というわけですね。

しかしリンはありとあらゆる食品に含まれます。

卵や魚、肉などたんぱく質をたくさん摂取するために食べたい食品にもリンは多く含まれています。

なのでリンの摂取を0にすることは難しいですが、工夫することでリンが体に吸収されることを減らすことができます。

無機リンを避け有機リンの食品を選ぶ

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リンには「無機リン」と「有機リン」という2種類のリンがあります。

この2つのリンは体への吸収率に差があります。

有機リンは20~60%吸収され、無機リンは90%吸収されてしまいます。

つまり極力無機リンが入った食品を避けることで腎臓を守ることができるというわけですね。

卵や魚、肉は有機リンが入っている食品です。

このブログの読者であるWORKOUTをしている方々はよかったですね。

無機リンが大量に入っている食べ物は主に加工食品です。

カップラーメンやポテトチップス、清涼飲料水やナチュラルチーズではないチーズ、ハムなどですね。

避けた方がいい食べ物でよく見るラインナップです。

無機リンは食品を腐りにくくするために入っています。

なので加工食品を極力避けた方がいいのですが、時間が無くてどうしてもコンビニで済ませなければならないという時もあると思います。

そういった時は食品の裏面に成分表があるので、そこで判断したいという方もいると思います。

しかし無機リンは「リン酸塩」「pH調整剤」「乳化剤」「かんすい」「膨張剤」「メタリン酸」「ポリリン酸」「ピロリン酸」など様々な表記をされます。

表記の種類が多すぎて一見してどれが無機リンなのか区別がつかないと思います。

なので加工食品を極力避ける、と覚えるのが一番いいかと思います。

適度な運動で骨を健康にしてリンを排出させない

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健康の話題では必ず「健康のために適度な運動習慣をとりいれましょう」という言葉を聞きます。

腎臓を健康に保つためにも適度な運動はとても重要です。

リンは骨を作るために必要な成分という話は最初にしましたが、骨はたえず古いものから新しいものに再生しています。

しかし運動不足で骨に刺激を与えないとリンが使われず、骨から溶け出してしまいます。

この現象でなる病気が骨粗しょう症です。

そして骨から溶け出したリンを体外に排出するために腎臓に負担がかかってしまうというわけですね。

というわけで腎臓を守るためにも加工食品を避けてWORKOUTを継続していきましょう。

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