
こんにちは。大関です。
もしこのブログをWORKOUTをしている江戸時代の人が読んでいたら、その人が就きたい職業は飛脚でしょう。
飛脚は自分の足だけで日本全国に手紙や荷物を運び、そのハードな仕事内容から筋骨隆々だったと言います。
江戸時代の飛脚の種類と利用料金

江戸時代の飛脚は幕府ご用達の継飛脚(つぎひきゃく)と大名の配達物を担う大名飛脚、民間の配達物を扱う町飛脚と種類が分かれていました。
特に継飛脚は江戸から京都の500キロ近い距離を60~80時間で走破することもあったようです。
もちろんリレー形式で手紙や荷物を運ぶわけですが、出発から目的地まで1人で走り抜く飛脚もいたようでとんでもない脚力だと思います。
飛脚はふんどしに鉢巻、草鞋のみといういでたちで担いだ棒の先に手紙や荷物を括り付けているだけという軽装です。
飛行機や新幹線はもちろん、車や自転車もなく、舗装もされていない道を脚力だけで目的地まで到達するのは並大抵ではありません。
道も歴代の飛脚が走り、踏み固められたから道として存在しているわけで、現代のように舗装工事もないので移動だけでも大変だったと思います。
そんな飛脚にかかる金額は謎に包まれています。
唯一わかっているのは4日便と呼ばれる速達の料金で4両の金額がかかったということです。
4両は現在の貨幣価値で30~40万円ほど。
手紙1通で30~40万円かかると考えたらとても高額ですね。
今ならメッセージアプリで送信ボタンを押した瞬間にメッセージが相手に送信されているので本当に便利になったと思います。
もちろん配達される距離が近ければ金額も安くなると思います。
しかし宿泊なども必要なほど遠距離の配達では、その分料金が跳ね上がってしまうということもあったと思います。
現代社会で飛脚をするためには

もしも現代社会で飛脚をするとしたらネックになるのはその高額な料金と配達まで時間がかかることです。
この点を解消できれば現代に飛脚が復活できますね。
まず料金については例えば配達している状況を配信し、収益化することで飛脚としての料金を下げることができるかもしれません。
そのためには配信を見にくる視聴者を楽しませる軽快なトークなど飛脚とは別のスキルが必要となります。
そして配信をはじめた当初は視聴者数も少なく赤字が続くと思いますし、そのまま人気が出ずに廃業する可能性も高いと思います。
ただ飛脚という珍しさがメディアや影響力のあるインフルエンサーなどに取り上げられればもしかしたら収益化できるかもしれませんね。
そして配達に時間がかかるという点は、手紙や荷物などを待つことが楽しみになるような人を相手に商売をするしかないと思います。
例えば結婚20周年で国内旅行をする夫婦の旅行先で手紙やお土産を預かり、夫婦は当日に帰宅しますが、数日後にタイムカプセルのように思い出が届きます。
利用者は旅行の日程が少し伸びたような感覚にひたれるかもしれませんね。
飛脚は江戸時代には唯一大名行列を横切れる存在だったようです。
それくらい飛脚は特別でした。
ただ現代に復活するのはとてもハードルが高いですね。
江戸時代の飛脚に負けないようにこれからもWORKOUTを継続していきましょう。
