経験者インタビュー「理想の身体を手に入れるうえで大切な要素を徹底解説!」

理想にたどり着いた人に聞く「具体的な行動」

柔道を約20年継続して取り組み、引退後も身体をきたえることに注力されている経営者の山田さん(仮名)に機会をいただき、WorkOutについてのインタビューをさせていただきました。

現在は日夜、経営者として多忙に活躍しながらも、2週間にたった1回のトレーニングで引き締まった身体を保ち続けているその秘訣とは・・・?

仕事の合間の限られた時間の中で、山田さんからいただいた教訓を一挙公開いたします。

引き締まった身体を手に入れたのは意外なきっかけ

柔道を約20年されていたそうですが、そのきっかけは意外なものでした。そのきっかけとはなんだったのでしょうか?筋トレをとおしてここまで来た経緯について伺いました。

始まりはボーリング好きから

―そもそも柔道をはじめようとしたきっかけはなんだったのでしょうか?

山田:きっかけはボーリングなんですよ。小学校のころ大好きで。中学生で部活に入るとき、まっさきにボーリング部を探したんですが、なかったんですよね。
そして聞くところによると、柔道部は「月1回ボーリングに行っている」と。これは行くしかないと入りました。

―意外なスタートですね 笑

山田:あとから分かったのですが、じつは1年に1回だったんです。笑
でも、初日に柔道着を渡されて「明日からきて」とだけ言われ、特にすることもなかったので柔道をはじめました。

柔道をとおして身体づくりの大切さを知る

―柔道では上を目指し続けて20年継続されたと伺いました。

山田:はい。男たるもの、一度は世界最強を夢みるんですよね。
当時、柔道は技さえあれば投げられると思っていたんですが、それには限界があることを知りました。「柔道には筋肉が必要だ」と感じた瞬間でした。

―そこから筋トレにのめり込んだんですね。

山田:K-1が流行っていたこともあり「ガタイいいほうがいいな」と確信できたんです。そこから、より効率よく強くなるために、筋トレすることとサプリメントをとることに注力しました。

―今でこそ広くつかわれていますが、当時サプリメントを取っていたとは珍しいですね。
山田:そうですね。サプリメントの費用は中学生のころから3万円をきったことがありません。親からたくさんサポートされてきましたね。

大切な価値観

理想の身体に近づくために、身体づくりを継続しながら意識されていたことについて伺いました。

身体づくりについて聞くべき人を決めた

―筋トレをスタートしたときに意識してよかったことはなんでしょう。

山田:人に聞いてきたことです。自分の近くに筋トレを教えてくれる人がいるなら、その人からすべて聞くことをおすすめします。または、もっとも近いジムでパーソナルトレーナーから教えてもらうことですね。
自制して継続してできる人なら自宅でやるのもいいですが、これから筋トレがんばろうという方はメンタルが持たないことが多いから。

できる回数以上の筋トレをやった

山田:理想の身体に近づけていきたいなら、今の筋肉では足りないくらいの負荷をかける必要があります。
ひとりでやると、できる回数内で終えてしまうことが多いんです。自分の筋肉で補えないくらい負荷がかかるから、筋肉がつきます。
筋トレをすることで、脳みそは筋肉を修復しようとして血をめぐらせるので、筋トレする前と後では全然違います。

そして、1回1回で死にそうになるくらいやっていると、そのうち快感になります。笑

―自分の限界に挑むということですね。

山田:自分の体重でできることでは、負荷が足りず効果がうすいんです。そのため、継続してもしなくても結果が出づらいです。
もちろん負荷をかけてもすぐに変わることはないので、結果が目に見えない時期がつづきます。
でもギリギリ負荷をかけていくなかで、周りから「腕太くなったね」と言われたり、鏡を見て変化が見えてくると燃えはじめる。やる気が湧いてくるんですよね。

大切な負荷と継続の工夫

途中であきらめず継続的なトレーニングをするための具体的な工夫について、伺いました。

仕事とトレーニングの時間の両立を目指した

― 社会人になってからの取り組み方についてお伺いしたいです。なかなか仕事が忙しかったり、疲れている中で、どのようにトレーニングとの両立を図りましたか。

山田:やらなくなることが一番の失敗です。継続するためにも、家や職場の近くでトレーニングをすることにしました。わたしはトレーニングジムから徒歩1分程度のところに住むようにしています。

― なるほど、近ければ通いやすくなるということですね。

不安解消のためにできることとは

― しかし、これからはじめるという方は体型的に恥ずかしくて行きにくい人もいると思います。

山田:そんなときは、まず、だれかと一緒に行くことがおすすめですね。
そして、そこからトレーニングジム内で友達をつくることです。ジム内を見渡してガタイいい方に「なにをやったら、その体型になれますか」と話しかけてみれば意外と仲良くなれますよ。

落ち込んだときこそジムへ行く

山田:仕事で落ち込んだり、気分がどうしてものらないときはジムに行くようにしています。筋トレをしたら、落ち込む瞬間がないんです。

― 運動はリフレッシュになるとよくいわれますね。

山田:筋トレで身体を追い込むほどホルモンが分泌されます。ホルモンバランスが整うし、アドレナリンもでます。これは個人的な考えですが、食べて、筋トレして、水飲んで、寝たら、うつ病にも効果があるだろうと思っています。

身体づくりを既にはじめつつある方へ向けて大切な目標

筋トレが習慣化し、少しずつ結果がではじめた方に大切にしてほしいことを伺いました。

現状維持になりつつあっても継続あるのみ

― 筋トレの回数を追うことができるようになり、その先が見えなくなった場合の対処法はありますか。

山田:わたしですね 笑

― そうなんですか。どこを目指しているかがわからなくなる?

山田:はい、迷子中です。それでも継続することはできます。現在は2週間に1回のペースでトレーニングをしています。
どれほどの熟練者であっても、はじめたての方と同じく追い込むことが大事です。毎回、筋肉の限界まで負荷をかけることです。
そのためにもパーソナルトレーナーをつけましょう。ジムは自分自身を追い込む場所として最適です。

継続するポイントは目標があること

― 身体づくりをしている方が止めずに、継続しつづける秘訣はありますか。

山田:目標がブレることはNGです。
やはり、一緒にジムに行く人と、聞ける人がいることがベストです。

目標設定をさらに明確にしてトレーニングする

― そのほか、より効果的に結果を得るためにどのような工夫をされてきましたか。

山田:どのような筋肉をつけたいのかを明確にしましょう。
瞬発筋をつけたいのであれば、自分のMAXあがる80%の重さで6~12回やってください。
持久筋をつけたいのであれば、MAXの50~60%の重さで30回程度がいいと思います。

体幹をきたえたいのであれば、20kgのおもり(プレート)をもって腹筋をしたり、おもりを持ちながら階段ダッシュが効果的ですね。

― なるほど。

山田:また、鏡の前で筋トレをすることもいい方法ですね。意識してやるのと、意識しないのでは700%効果が違うともいわれています。

― トレーニングの時間に関しては意識されていることはありますか。

山田:筋トレの時間は40分と決めています。1時間を超えると、ジムのテレビをみたり、ほかのことを考えてしまい飽きるんです。家でも毎日、しっかりとストレッチをしたほうがいいですね。

― 筋肉の回復も大切ですからね。食事にも力を入れられているのでしょうか?

山田:そうですね。
効果的に栄養を摂取するにはサプリメントです。今は、プロテインだけで2か月で10万かけています。
食事はタンパク質を多めにとるために、肉と魚をとっています。身体を大きくしたいのであれば、タンパク質に加え炭水化物も取る必要があります。

継続的なサイクルをつくるために大切なわかりやすさ

― 継続して取り組むためにも、現状把握はどのようにされていますか。

山田:数字で示したほうがわかりやすいです。体重、体脂肪、水分量などは、体組成計をつかったほうがいいです。筋トレのたびに数字を見ましょう。
身体全体を評価するためにも、全身を鏡に映したり、周りに意見を聞くのもよいでしょう。

― 最後に、今チャレンジしている人たちに応援メッセージをください。

山田:筋トレを楽しんでやっている人が多いと思うので、ぜひ仲間を作ってみてください。声をかけられるとうれしいので。楽しいコミュニティづくりをしていきましょう。

(インタビュアー:辺見)