こんにちは。大関です。
このブログの運営者である嶋村吉洋さんが、株式会社日本抵抗器製作所という会社の株を多数保有し、大株主となりました。
僕はたまたま紹介していただいた縁で、お互いWORKOUTが好きということから、このブログのライターを任せていただいています。
そういった方と知り合い仲良くさせてもらい、人生はおもしろいなと思います。
僕は株などは保有していませんし、嶋村さんのように、株を持つ目的も現在はありません。
嶋村さんは株式の配当や不動産の家賃収入で、ソーシャルビジネスコミュニティ「ワクセル」の運営や映画を製作をするという目的があります。
嶋村吉洋さんの投資に対する考え方は、嶋村さんの公式noteで綴られているので、よかったらご覧ください。
嶋村吉洋さんの公式note
嶋村吉洋さんの公式noteでは、株式投資に関する話題以外にも、嶋村さんの仕事に対する考え方や映画(主にゴッドファーザー)に対する想いも書かれています。
嶋村さんのような身近な人が大株主なった、と初めて聞いた時は驚きましたが、株主というものに興味もでてきました。
ということで今回は、WORKOUTを極めた人が集まるプロ野球。
そのプロ野球の中でもおもしろいといわれる、阪神タイガースの親会社「阪神阪急ホールディングス株式会社」の株主総会についてご紹介します。
嶋村吉洋さんも阪神の大株主になったら物言う株主になっていたのかな?と感じてしまう株主総会
株主総会と聞くと会社経営陣に対して、株式を持っている人が質問しているという印象を抱く人もいると思います。
そしてその質問は経営に関することで、株主は配当がかかっているので、その会社を大きくしたいと思って自然と鋭い質問が飛んできます。
しかし、阪神阪急ホールディングス株式会社の株主総会はひと味違います。
鋭い質問は飛んでくるのですが、その質問の内容に阪神タイガースの野球の成績についての言及も含まれています。
経営に関してもですが、野球に対しても興味がある人が株主を保有しているために、こういった現象が起こるようですね。
嶋村吉洋さんからはサーフィンの話は聞きますが、野球については特に話している所を見たことがないので興味がないのかなと思います。
嶋村さんが野球が好きで、もしも阪神ファンなら、どんなことを質問する大株主なっていたのかなと想像してしまいますね。
阪神阪急ホールディングス株式会社の株主総会で、実際にどういったやりとりがされたのか
では実際の株主と球団経営者とのやりとりを見ていきましょう。
まずは2009年。
獲得する外国人助っ人が続けさまに活躍せず、「新人も含めどういった基準で入団する選手をとっているか?」という質問があがりました。
これには南球団代表は「本当に申し訳ない」としか言えなかったようです。
続いて2012年。
新任の和田監督がベテランを使うと発言。
前年4位でしたが、「少しスパイスをかけたら優勝する」と自信満々な発言をします。
しかし開幕早々に優勝争いから離脱して株主総会を迎えてしまいました。
株主は「若手が全然育っていない」
と手厳しい発言。
そして給料が高いが活躍していないベテランを「不良債権を抱えている」と表現します。
少し経営者の用語がでてきましたね。
これに対して南球団代表は「十分肝に銘じて球団経営に活かしていきたい」と頭を下げます。
そして2014年。
前年2位ながらクライマックスシリーズで敗退したこともあり、厳しい発言が噴出しました。
「和田監督の采配が訳が分からん、なんで普通にやったら勝てるものをわけがわからんことをして負けてくれるんや」
「若手が全然育ってない。補強に頼っていてお金さえ出せば誰でもとれるという風潮は青少年にとても悪い影響になっている。親であるならこういう球団には任せられない」
「大阪神タイガースが選手に足元を見られているような交渉をしていることが残念」
この年は親の立場として球団に苦言を伝えたり、大阪神タイガースと持ち上げてみたり忙しい年だったようです。
さらに2016年。
監督にはアニキの愛称で人気がある、金本知憲さんが就任します。
そして『超・変革』というテーマを掲げ、若手を積極的に起用すると宣言。
株主は「負けこむ時期があるとは思うけど若手を使って、よーやってることは目に見えている」と評価。
そして女性株主は「本拠地の甲子園球場のトイレは和式が多く、洋式が少ないためトイレを超変革して欲しい」とユーモアを交えて提案をします。
株主は若手起用が好きなんですね。
続いて2017年。
この年は前年が2位という成績で、そこまで厳しい質問はありませんでした。
阪神タイガースのユニフォームを着た男性株主が「首位の広島と2ゲーム差、このまま逆転して最後に美味しいお酒が飲みたい」と発言しています。
ほのぼのしていますが続いて「優勝を逃したら監督やコーチがどうのこうのよりもフロント陣を大改革して欲しい」とフロント陣が油断しないように釘を打っていました。
さらにこんな発言もありました。
阪神電鉄の車両にオレンジ色のラッピングがされているものがあり、「名前も言いたくない、あの球団の色を変えることはできないか」というものです。
やっぱり永遠のライバルなんですね。
球団は「現状の色のままでいきたい」と発言。
経営にも野球にも関係ないので当然といえば当然です。
翌年の2018年。
この年は荒れました。
前述の金本監督がここ3年で1番強いと発言しましたが貧打に苦しんでいました。
株主は「高い新外国人を獲っても打てない」と発言。
さらに「外国人選手がずっとダメ、自虐本を出したらどうですか?トップセールスがとれると思う」と皮肉を込めて苦言を呈します。
そして80歳の株主からは「いつになったら優勝してくれるのか?阪神の経営者から今後の決意を聞きたい」といわれてしまいます。
球団経営者は「必ず復調すると信じています。ご理解いただきたい」と何度も頭を下げるしかなかったようです。
あまりにも紛糾しすぎて野球に興味のない株主から「阪神タイガースの質問はやめてもらいたい、経営に対する質疑をやって!」という発言がされるほど荒れてしまいます。
2019年。
この年は2018年に行われたドラフトについて言及されます。
当時、阪神打線に大砲タイプの選手がいないのに、俊足巧打の選手ばかりを獲得したことについて、
「回転寿司なら大トロやウニの皿があるのにタコやイカの皿からとっている」
と上手い例えで言及します。
球団経営者は「今季は守る野球でセンターラインを重視した」と擁護します。
結果的にこのドラフトでは現在、阪神タイガースの顔になっている近本選手を獲得したことから成功したドラフトとなっています。
そして2020年。
例の感染症で藤浪選手らが球界初の感染者になってしまい、その騒動について擁護される発言がされます。
「藤浪君は悪くない。周りがちやほやさせすぎや。虎風荘に入れといたらそんなことにならん。タクシーの運転手もよく言うてます。背高いから目立つんや」
藤浪選手は将来を有望視されている選手で身長が197cmもあります。
何か問題を起こしたら目立つのはわかりますが、それを「タクシー運転手がお客さんを探す時に背が高いから目立つ」ということとかけてるのがおもしろいですね。
2021年。
この年は株主総会が行われた時期は、阪神タイガースは首位で2位に5ゲーム差で順調だったため、野球の質問はなかったようです。
こう見てみても株式投資でお金を稼ぐことは大事ですが、まず阪神タイガースが好きなんだろうなということが伝わってきますね。
大株主となった嶋村吉洋さんが株式投資をする理由
嶋村さんは前述の通り、ワクセルの運営と映画の製作をする目的で株式投資を行っています。
もちろん株式投資をすること自体は好きなんだろうなと思います。
そして大株主になったことで自身の社会的信用を、よりわかりやすく証明できるから便利だとインタビューされた記事でおっしゃっていました。
嶋村吉洋さんのインタビュー記事
大株主になると色々やれることが増えるんですね。
ただいきなり大株主になれるわけではないので、まずはWORKOUTをして筋肉を大きくしていきましょう。