こんにちは。大関です。
フィジカルを鍛えることは大事です。
しかし、メンタルを鍛えることも大事です。
打たれ強いという事は社会で生きていく上で有利になります。
ということで、2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)のスレッドにいる住民とワンクリック架空請求詐欺業者が戦った「ワンクリ業者を釣ってみたお」をご紹介します。
※注意
これから記していることを模倣するとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
真似をしないでください。
ワンクリック詐欺業者の『松下』という小学生のような男
「ワンクリ業者を釣ってみたお」というスレッドは2009年6月3日の深夜に立てられました。
かなり過激な内容が予想されるスレッドのタイトルにスレ民達は興味をそそられます。
スレ主はわざとアダルトサイトのワンクリック詐欺にアクセスし、ワンクリック詐欺の業者の連絡先を入手していました。
その連絡先はワンクリック詐欺業者が架空の請求を行うためにメールをしてきたアドレスです。
そのメールには85,000円の請求金額が書かれていました。
そして手始めに騙された気弱な人物を装うために
「すいません!なんかクリックしたら登録完了とかになったんですけど間違ったんです。どうしたらいいでしょう?」
「ちなみに全財産はたいても70,000円しかありません」
「学校に来られても困ります」
「勘弁してください」
という内容の連絡をしました。
するとワンクリック詐欺業者の顧客担当者の『松下』という人物から返信がありました。
『松下』は年齢確認に同意してEnterキーを押すと自動で登録される旨を説明し、初回のミスなので70,000円で割引するということです。
しかし、この最初の『松下』の返信からすでに2ちゃんねるに晒されています。
詐欺業者なので仕方ないですが、ちょっと可哀想ですね。
スレ主はスムーズに割引きしてくれたことに気を良くし、
「今月買いたいものがあるので、やっぱり60,000円になりませんか?」
と更なる値切り交渉をします。
すると『松下』は嫌がるどころか
「しゃーないな。じゃあ60,000円でもいいから、はよ振り込んで」
と柔軟に対応してくれました。
この『松下』の対応によってスレ主はどこまで値切れるのか気になってしまい、「限界まで値切ってみる」ことをスレッドの中で宣言します。
次に50,000円を提案し、50,000円ならネットですぐ払える旨を伝えます。
『松下』はこの値切り交渉には納得できなかったらしく
「はぁ?本気でいってるん?あなたが迷惑かけてるんでしょうが。足元見てるんじゃねえよ」
と怒りの返信をします。
スレ主は値切りは60,000円までと納得し、別の角度から『松下』に攻め込んでみようと考えます。
「わかりました。料金は60,000円払います。ところで、楽しみにしているアダルトな動画見れないんですけど」
と見当違いな質問をします。
すると『松下』は
「料金を払わないと見れないに決まってんだろうが!おまえ馬鹿にしてるのか?」
「払わねえと親に連絡するぞ」
と正論で返してきました。
そして『松下』はスレ主の情報は全て知っているということを言ってきます。
しかしスレ主はなぜ自分の情報が漏れているのかわからず『松下』はエスパーなのでは?という結論に達します。
ここでスレ主はなぜ自分の情報がわかっているのかの説明を要求し「納得するまでお金は払わない」と『松下』に伝えます。
この言葉に対し『松下』は「そういうシステムだ」と到底納得できない説明をし、「なめんのもいい加減にさいや」と誤字ってしまいます。
この誤字によってスレ主は「この『松下』という人は語尾にさいやがつくサイヤ人なのかもしれない」と思ってしまいます。
そして「すごいシステムですね。怖いので踏み倒したりしません」と送りつつ
「今間違ってもう一度登録しちゃったんですけど、どうすれば良いですか?」と馬鹿にしたような返信をします。
これに対して『松下』は「おまえ馬鹿かそれともわざとやってんのか。50,000円払え。もうサイトをいじるな」と10,000円少なく請求してきます。
これにはスレ主も
「アダルトなコンテンツが見たくてサイトを操作してるんです。サイトを操作できないならお金を払う意味がないじゃないですか」
と返します。
すると『松下』は
「お前自分の立場考えてみいや。俺に5000万貸しあんやろ?サイトが見れねえのなんか知るかよ」と一気に5000万円も請求してしまいます。
スレ主は「そんな大金は振り込めない」と言い、払う意志を示し、「40,000円でしたっけ?」とさらに値切ろうとします。
『松下』は
「ちゃうわ。50,000ちゅうとんやろアホ。いい加減しねえと割引きしねえぞ」
と漫才のツッコミのようなキレッキレの回答をします。
ここまできてスレ主は『松下』で遊ぶことに飽きてきてネタ晴らしをし、2ちゃんねるに晒していることを伝えることにします。
ネタ晴らしで『松下』はぶち切れ
「あほ1 時間の無駄だわ!ふっざけんな糞画! 営業妨害で訴えるわ!」
と返信しています。
この返信に対してもスレ主は文章中の「1」を見て「『松下』のパソコンのshiftキーの反応が悪くて!が1になったんだろう」と余裕に思っていました。
ここでスレ主はさらに煽り、『松下』は「もうシカトする」「うっせーーーーーーーんだつつぅぅぅぅぅぅの」という小学生のような返信をしてこの日は終わりました。
『西織』の襲来
翌日、スレ主に『西織』という人物から連絡がありました。
『西織』はクレーム担当と名乗り、営業妨害を受けたことによって法的措置を行うと宣言し、氏名、住所、連絡先を尋ねてきました。
しかしスレ主は脅しに屈せず「昨日全ての情報はわかっていると言われたので書く必要はない」と返します。
すると『西織』は全て情報は把握している旨を伝え、コンピュータでの入植の簡略化のために聞いていることと、北海道にスレ主がいると知っているようなメールを送ってきました。
しかしスレ主は九州におり、ワンクリック詐欺業者がまったく情報を持っていないことが確定してしまいます。
そしてスレ主が九州にいる旨を伝えると『西織』は
「噓を言ってもわかります1 あなたは北海道に住んでます。 掲示板のログとあなた他のやり取りをプリントして交番にもって行きますよ」
と伝えてきました。
ここで「!」が「1」になっていることで『西織』という人物は『松下』だということがバレてしまいます。
スレ主は『西織』が『松下』であることを暴きたくなってしまい、担当者を『松下』に変えるように要求します。
すると『西織』は
「『西織』は現在体調不良で病欠しています。なのでかわりに私『西織』が担当しています」
という意味不明な文章で返信してしまいます。
スレ主は「『西織』さんは無能なので『松下』さんがいい」という旨を返信します。
『西織』は
「私のことなんかどうでもいいんですよ!問題なのは貴方が迷惑なことをしてお金を払えって事!1」
とまたしても「!」が「1」になってしまい『松下』であることを隠しきれなくなってしまいます。
ここまでスレ主が優勢に展開していましたが、スレ主が塾へ行き帰ってきて2ちゃんねるに投稿する際に誤って『松下』からの大量のメールを削除してしまいました。
このことでスレ主は落ち込み、この日は早めに就寝します。
翌日、スレ主は『松下』に電話をかけてみましたが、取り合ってもらえませんでした。
スレ主はしつこい性格なので何度も電話をかけると『松下』が
「本当に訴えるぞ!お前俺のメール消したんだろ」
と2ちゃんねるをしっかり追っていることも漏らしました。
しかしここで『松下』は気づきます。
メールを消したということは『松下』が脅したという証拠はありません。
そのことをスレ主に伝えるとスレ主は何も言い返せなくなり
「覚えてろよ」
とだけ言って電話を切り、結果『松下』の勝利となりました。
この記事を読んでこんな低レベルな争いをしたくないと思ったらメンタルとフィジカルを鍛えていきましょう。