こんにちは。大関です。
このブログはワクセルというソーシャルビジネスコミュニティを主催している『嶋村吉洋(しまむらよしひろ)』さんが運営しているものです。
僕は友人を介して嶋村吉洋さんと知り合い、WORKOUTという共通の話題から懇意にさせてもらっています。
そして現在このブログのライターを任せていただいています。
そんな嶋村吉洋さんは映画プロデューサーという顔も持っており、映画に出資しています。
そして嶋村吉洋さんのTwitterでは映画の撮影の裏側がよく投稿されています。
さらに嶋村吉洋さんのお気に入りの映画が紹介されています。
その紹介している映画を見てみたので、感想を書いていきたいと思います。
ネタバレも書いていくので、大丈夫な方のみ読んでいただければと思います。
実在の世界的な姉妹をモデルにした『ドリーム・プラン』
出典:Amazon.co.jp: ドリームプラン(字幕版)を観る | Prime Video
最初に紹介するのは嶋村吉洋さんのこのツイートで紹介された『ドリーム・プラン』です。
『ドリーム・プラン』は実在する世界的な有名人になった姉妹と、その姉妹の可能性を信じて2人を育て上げた父親をモデルにしています。
その世界的な姉妹は「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」です。
この姉妹は女子テニスに「パワーテニス」を持ち込み、まさしく女子テニスの歴史を変えた2人です。
「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」は元々は貧しい家庭出身です。
貧しい家庭からスポーツ選手を輩出するのは大変です。
豊かな家庭なら学生時代にスポーツに打ち込んでプロスポーツ選手を目指して挫折しても、コネなどもあって人生に保険ができるかもしれません。
しかし貧しい家庭だとスポーツ選手で身を立てないとそのまま何もできない大人になってしまうかもしれません。
なので、貧しい家庭からプロのスポーツ選手を輩出するのは引き返せない一種の賭けをするようなものです。
ただ、だからこそ雑音をシャットアウトして本気になる必要があり、可能性を大きく広げることに繋がると思います。
さらに、そういった家庭から誰もが尊敬するプロスポーツ選手が輩出された時はとても感動します。
そして「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」の姉妹の父親は2人の可能性を大きく広げることに寄与しました。
映画の中では様々な著名なコーチに「あんたの将来を変える最高の選手を紹介する」とプレゼンしながら自身の2人の娘をアピールします。
こういった言葉はその時はとても馬鹿にされます。
自信満々にアピールされてもまだまだ無名時代の何者でもない姉妹です。
そして著名なコーチには「自分の娘に教えてやってくれ」という話しは、はいて捨てるほど来ると思います。
その中で本物のダイヤモンドの原石を見つけ出す必要があります。
そしてこの父親の言葉は「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」姉妹が成功したら先見の明がある、と熱い手のひら返しされます。
2人の父親は「リチャード・ウィリアムズ」という名前です。
映画の中では「リチャード・ウィリアムズ」は2人に常に成功するためのプランを立てておくことを教えます。
ただ「リチャード・ウィリアムズ」自体が常に2人が成功するようにプランを立てていました。
まず家庭内で「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」姉妹をプロスポーツ選手として育てるために母親の協力を得ます。
そして上記のように名コーチを見つけ、姉妹を預けます。
そのコーチの元には「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」姉妹以外にもたくさんのプロスポーツ選手の卵がいました。
その中で「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」は頭角を表します。
映画では時に「ヴィーナス・ウィリアムズ」が頭角を表してコーチにも「リチャード・ウィリアムズ」にも目をかけられます。
ただこの2人はそれぞれにプランを持っていました。
「ヴィーナス・ウィリアムズ」は「ウィンブルドンで優勝する」という目標とプランを持っていました。
「セリーナ・ウィリアムズ」は「みんなに憧れられる選手になる」という目標とプランを持っていました。
そして2人はプロになり数々の大会で優勝して女子テニスの歴史を変え、それぞれ目標を叶えます。
この2人は多少強引でも運命を切り開こうとした「リチャード・ウィリアムズ」がいたからこそ世界に羽ばたくことができたのかと思うと感慨深くなります。
実を言うと僕はあまりテニスに詳しくありません。
それでも「ヴィーナス・ウィリアムズ」と「セリーナ・ウィリアムズ」の名前も知ってますし凄さはわかってます。
この映画はテニスに対してそのくらいの知識でも楽しめます。
まだご覧になっていない方はぜひ見てみてください。
不器用な男が必死に変わろうとしても報われない『鑑定士と顔のない依頼人』
出典:鑑定士と顔のない依頼人 : 作品情報 – 映画.com
この映画は嶋村吉洋さんのTwitterでは紹介されていませんが、おすすめしているのを聞いたことはあります。
『鑑定士と顔のない依頼人』は『ドリーム・プラン』と真逆で可能性を信じて自身を変化させて努力しても報われなかった話です。
この映画はイタリア映画です。
内容は定年間近で長年鑑定士とオークショニアをしていた初老の男が依頼人に恋をするのですが、最後には裏切られてしまうというものです。
ただこの鑑定士の男性はその年齢まで恋愛をしたことがなく、それどころか潔癖症で電話もハンカチ越しでないと触れないほどでした。
さらにスマホも持っていないという時代錯誤な人物です。
ただ美しくも対人恐怖症の依頼人と自身を重ね、もっと依頼人を知りたいと思ってスマホも持つようになり、鑑定士は自身を変化させていきます。
その時、恥を忍んで周りの友達に恋の相談もしています。
イタリア映画なのでいくつになっても恋をすることは歓迎されるのかもしれませんね。
個人的にはイタリア人にこの映画の主人公のような堅物な人物がいるというイメージがなかったので新鮮でした。
ただこの時に相談に乗っていた人物、相談に乗っていた人物の彼女、依頼人の召使、依頼人の館の近くの飲食店にいたお客、鑑定士のビジネスパートナーなどみんなグルでした。
というのも鑑定士がオークションで操作をして貴重な芸術品を格安で手に入れ、隠し部屋に保管していたことを鑑定士のビジネスパートナーを介してみんな知っていたのです。
この貴重な芸術品を奪うために依頼人は対人恐怖症のふりをし、相談に乗っていた人物は親身になって助言をするふりをしながら鑑定士を誘導しました。
そして鑑定士はまんまとハメられ、自身の仕事は引退に追い込まれ、長年かけてため込んだ貴重で高価な芸術品を奪われました。
それでも映画の最後には依頼人を信じようとする描写があって幕を閉じます。
実際には1人を騙すには大掛かりすぎてやりすぎかなと思いますが、話としてはとても面白い作品でした。
この作品を見て僕の感想は、世の中を知るために高い勉強代を払うこともある。
けど、その勉強代は早めに払った方がいいと思いました。
そしてできるだけたくさんの人と関わって相手がどういう人間なのかを知るための経験を積んだ方がいいと思います。
何があってもやはり人生は自分の責任で進みます。
他責的になっても失ったものは戻って来ないです。
つまり今WORKOUTを何かのせいにして「しない」という選択をすることで失うものもあるということですね。
ということでこれからもWORKOUTを継続していきましょう。