こんにちは。大関です。
紫陽花といえば何色をイメージしますか?
青、紫、ピンクをイメージする人が多いと思います。
実は上記のような色の花を咲かせる3種類の紫陽花が存在するわけでなく、同じ種類の紫陽花でもある条件下で色が変わります。
ランニングを趣味としている方やWORKOUTの一環で走っている方は梅雨時期に走ると紫陽花に癒されると思います。
友人や家族、恋人と走る際に話せる豆知識や怪談を今回は紹介していきます。
紫陽花の色が変わる条件とは?
紫陽花は元々日本に自生し世界に広がった植物です。
そして世界中で品種改良され、日本に逆輸入されて現在のように日本中に広がったという事です。
なので紫陽花の種類自体は複数あります。
ただ種類によって咲かせる花の色が変わるというわけではありません。
ではどんな条件で花の色が変わるのでしょうか。
実は紫陽花が咲いている場所の土の成分で変わります。
土の中にアルミニウムとアントシアニン色素が多く存在すると結合して青い紫陽花が咲きます。
なので反対にアルミニウムとアントシアニン色素が少ない土壌ではピンクや赤色の紫陽花が咲くという事ですね。
紫の紫陽花が咲いているのは、その中間の量のアルミニウムとアントシアニン色素が存在している土に紫陽花が咲いているという事です。
そしてアルミニウムは土壌がアルカリ性だと溶け込まないという特徴があります。
なので酸性の土壌ではアルミニウムが存在できるので青色の紫陽花が咲きやすく、アルカリ性の土壌だとアルミニウムが存在できないので赤色の紫陽花が咲くという事になります。
また紫陽花は学名を『ハイドランジア(Hydrangea)』と言います。
これはギリシア語では「水の器」という意味があるようです。
なんか神秘的な名前ですよね。
英語の『ハイドロ(Hydro)』も「水」という意味です。
紫陽花は日本の梅雨だけでなく世界中で雨季に咲く花として認知されているのでしょうね。
そんな雨の日の鬱屈とした気分を変えてくれる紫陽花ですが、実はあまりラッキーアイテムとしては使われないようです。
紫陽花は庭に植えてはいけないと言われています。
それは水の気を吸いつくすと考えられており、恋愛運を吸い取られると言われているからです。
さらに紫陽花の花言葉を調べてみると「移り気」「浮気」「無常」だという事がわかります。
紫陽花は見た目はきれいですが、いいとこなしと感じてしまうかもしれませんね。
しかし花の色が青いと「辛抱強い愛情」ピンクだと「元気な女性」という花言葉もあります。
なので紫陽花を贈り物とする時はピンクが好まれるようですね。
母の日の贈り物にはピンクの紫陽花を贈ってみてはいかがでしょうか。
女流怪談師『牛抱せん夏』さんが実体験した紫陽花が登場する怪談
怖い話が苦手な人はここから先は怪談を紹介するので、読んでいただいてありがとうございました。
女流怪談師の『牛抱せん夏(うしだきせんか)』さんという方がいます。
元々舞台女優をされていた方で小さい頃から家族の会話で怪談が多かったという怪談界のサラブレッドのような人生を歩んでいます。
とても美人で怪談を話す時は着物姿で華やかな方ですが、怪談の内容はえげつないというギャップも魅力な怪談師です。
この方が実際に体験した事として話した怪談をご紹介します。
ある日仕事で遅くなって終電で最寄りの駅まで帰ってきた日の事でした。
せん夏さんの家の近くには8階建ての白いタイル張りのマンションがあったようです。
このマンションのエントランスの横には花壇があり、梅雨の時期には紫陽花が咲いていたようです。
白いタイル張りの壁と真っ青に咲く紫陽花がとても綺麗で見ごろだったようです。
せん夏さんがその紫陽花をしばらく眺めていると1匹の猫が目の前に現れました。
その猫はせん夏さんの見える所に座り1点の空間を見つめていたようです。
せん夏さんは猫に話しかけていたようですが猫は何の反応もしませんでした。
するといきなり猫が上を仰ぎ見てその場に倒れ込みます。
せん夏さんが驚いていると猫は何事もなかったように起き上がって歩いて去っていったようです。
「変な猫だな」と思って、さっき猫がいた場所を見てみると折れたピンク色の紫陽花が落ちていたようです。
せん夏さんはなんとなく、そのピンク色の紫陽花を拾って持って帰りました。
当時のせん夏さんの家は木造でオートロックやインターホンなどは無いアパートだったようです。
玄関を開けてすぐに台所があり、引き戸を隔てて6畳の和室がある造りということでした。
帰宅後に一息つこうと思って和室の座布団に腰を降ろした瞬間に「コンコン」と玄関の扉が叩かれました。
しかし友人が訪ねて来るなら連絡をするはずだし、お隣さんはご高齢の方で22時前には就寝しているため終電頃の訪問は怪しいと感じました。
せん夏さんは居留守を使おうとして静かにしていましたが、玄関の前に人がいる気配が消えませんでした。
しばらく沈黙が続いていると突然「ミシッ」と台所の床を踏みしめた音がしました。
せん夏さんは「部屋の中に入られた」「鍵をしてなかったっけ」とその音を聞いて焦ります。
そして「警察に電話しないと」「逃げるならベランダから飛び降りないと」など考えていましたが、ふと「引き戸を開けて侵入者の顔を確認しないと」と思ったそうです。
普通はそんなことをしたら危険ですし侵入者を刺激することになるかもしれないので真っ先に逃げて警察に連絡すべきです。
ただその時のせん夏さんは自分でも不思議に思うほど侵入者の顔を見たくなって引き戸に手をかけようとしました。
すると、引き戸が反対側から「ドン!」と叩かれます。
明らかに大きな音もして引き戸も叩かれた事で「ガタガタ」と揺れたと言います。
それでもせん夏さんは引き戸を開けました。
台所を見ると誰もいませんでした。
そして玄関の鍵は掛かっていました。
「疲れて見間違いをしたのかもしれない」と思い、和室に戻って座布団に座り何の気なしに電源がついていないテレビを見ました。
電源がついていないテレビは鏡のようになっています。
そこにせん夏さん自身が映っているのですが、座っているせん夏さんの後ろに人が立っていることをテレビの反射で見てしまいます。
せん夏さんの後ろに立っている人は女性でしたが怖すぎて目線が外せず固まってしまいます。
その女性は上半身は痩せていましたが腰から下がふくらんでいました。
女性は突然動き、お辞儀をしたかと思うとせん夏さんに向かって息を吹きかけました。
その息が腐敗臭のような臭いをしており、せん夏さんは驚いて悲鳴をあげて後ろを振り向くと男性と目が合ったようです。
女性の腰のあたりに男性が絡みついた霊を目撃したということです。
慌てて家を飛び出して近所のコンビニで明るくなるまで時間を潰してから家に帰ると座布団の上にピンク色の紫陽花が置いてありました。
それを持って8階建ての白いタイル張りのマンションに行くと前日には気付かなかった花束が供えてあったようです。
後日そのマンションの住人に話しを聞くとそのマンションとは何の関係もない若いカップルがそのマンションから飛び降りたという事です。
女性はきれいなままでしたが男性は女性の腰に絡みつくようにして亡くなっていたようです。
そして8階建ての白いタイル張りのマンションの花壇は一面青い紫陽花が咲いているのですが、ピンク色の紫陽花が咲いている部分が少しあったようです。
そしてピンク色の紫陽花が咲いている場所にそのカップルは落ちたようです。
人間の血液はアルカリ性です。
なのでその部分だけピンク色の紫陽花が咲いていたのかもしれませんね。
日差しを避けて夜にランニングをされる方はピンク色の紫陽花が咲いている場所に人ならざるものが立っているかもしれませんが、WORKOUTを継続していきましょう。