呪術廻戦が好きな人は両面宿儺の元ネタをしっかりおさえておきましょう

嶋村吉洋さん主催ワクセルでもコラボレートしたい呪術廻戦の元ネタのリョウメンスクナ

こんにちは。大関です。

大人気漫画の『呪術廻戦(じゅじゅつかいせん)』の第2期のアニメが放映中ですね。

作中の主人公の「虎杖悠仁(いたどりゆうじ)」に宿る「両面宿儺(りょうめんすくな)」の元ネタはご存じでしょうか。

正確に言うと元ネタと思われる物語があります。

原作者の方が「これが元ネタ!」と言及していないと思うので、元ネタと思われるという書き方にしています。

既に言及されていた場合はすいません。

「両面宿儺」の元ネタは2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)の「洒落にならない怖い話」にある日、書き込まれた話だと思います。

掲示板内で知る人ぞ知る話だったのに漫画に取り上げられ、「おっ!」と思った人は多かったと思います。

物語は書き込んだ人物が体験した話として書かれます。

もちろん匿名掲示板で書かれたものという性質上、物語の真偽は不明です。

なので作り話だったら最初にこの物語を考えた人は、戯れに作った創作の話が20年近くたって大人気漫画となりアニメ化までされて驚いていると思います。

ちなみに掲示板内では「リョウメンスクナ」または「両面スクナ」と表記されます。

たくさんの人物を呪う特級呪物の「リョウメンスクナ」

嶋村吉洋さん主催ワクセルでもコラボレートしたい呪術廻戦の元ネタのリョウメンスクナ


2005年9月21日に書き込まれた話から「リョウメンスクナ」は生まれました。

上記の通り2ちゃんねる内の「洒落にならない怖い話」というスレッドにて建築関係の仕事をしている人物が書き込みます。

その人物は岩手県のとある古い神社の解体工事を行っていました。

解体作業を行っていると同僚に「ちょっと来て」と呼ばれます。

向かってみると、同僚の足元に黒ずんだ長い木箱が置いてありました。

木箱の大きさは2mほど。

同僚は解体作業中に神社の一番奥の部屋から出てきたので処分していいものなのかわからず、管理している業者さんに連絡すると言います。

その木箱にはボロボロの白い紙が貼ってあり、何か言葉が書いてありました。

読めない部分もありましたがかろうじて読める部分には『大正??年??七月??ノ呪法ヲモッテ両面スクナヲ???ニ封ズ』と書いてあります。

これがおそらく「リョウメンスクナ」という言葉が世に初めて放たれたものだと思います。

業者に連絡しましたが、業者も対処がわからず「翌日に昔の住職さんに聞いてみる」ということでその日には解決しませんでした。

翌日業者から連絡があり、昔の住職から「木箱を絶対に開けるな、自分が引き取る」という指示があったことが告げられます。

この連絡を受けて現場監督に木箱のことを伝えておこうと電話をしました。

すると現場監督から「バイト作業員の中国人留学生の2人が勝手に木箱を開けてしまったので、急いで来てほしい」と伝えられます。

急いで解体現場に向かうと5~6人の人だかりができており、その中心には放心状態の中国人留学生の2人が座り込んでいました。

中国人留学生は普段なら日本語も流暢に話せるのに、いくら話しかけてもボーっとして反応しません。

すると現場監督が話しかけてきました。

現場監督によると昨晩、中国人留学生は面白半分で箱を開け、中身を見てから放心状態になったということです。

そして「箱の中身を見てくれ」と言われます。

箱には両手をボクサーのように構えた人間のミイラが入っていました。

ただ頭部が2つ、左右の腕も2本ずつあり、異形の形をしていました。

そして救急車で中国人留学生を運び、警察にも通報しようかと話し合っていた所に木箱を引き取ると言っていた住職が息子さんの運転する車で到着します。

住職は開口一番「空けたんか!!空けたんかこの馬鹿たれが!!しまい、空けたらしまいじゃ…」と言います。

原文では開けるではなく空けるという漢字が使われています。

住職はすでに引退し余生を楽しんでいるような年齢でしたが、その年齢に見えないほどの大音声だったようです。

そしてそのまま息子に怒号を浴びせます。

その怒号からは本来なら「リョウメンスクナ」が入った木箱は京都の高名なお寺に送るはずだったようですが、住職の息子がその手配をしていなかったということが読み取れます。

そして住職は「空けてしまった人は助からないがその場にいた人は祓う」と言いました。

ただお祓いが終わった後に「可哀想だけど、あんたら長生きでけんよ」とも住職は言ったようです。

そして中国人留学生のうち1人は心筋梗塞で亡くなり、もう1人は精神病院に移送され、現場にいてお祓いを受けた人も高熱やケガに見舞われました。

「リョウメンスクナ」の後日譚

嶋村吉洋さん主催ワクセルでもコラボレートしたい呪術廻戦の元ネタのリョウメンスクナ

出典:物部天獄が作った角が生えたこけしが出品される!?【リョウメンスクナ】


後日、住職の息子さんに話が聞けたということで書き込みがありました。

住職の息子によると木箱の中身のミイラはやはり「リョウメンスクナ」と呼び、元々は大正時代に見世物小屋で見世物にされていた奇形の人間ということです。

そして見世物小屋で働いていた所を『物部天獄(ものべてんごく)』という人道を外れた指導者に買われます。

『物部天獄』は他にも奇形の人間を買い、蟲毒(こどく)を行いました。

蟲毒とは毒虫を何匹か壺に入れて戦わせ、残った1匹を使って呪法に用いるというものです。

それの奇形の人間バージョンを『物部天獄』は行ったということです。

そして残った1人を即身仏にし、「リョウメンスクナ」として祀ったということです。

即身仏とは生きながら仏になるというものです。

普通は自身を犠牲にして世のため人のために仏になるという高い志を持ったお坊さんが、自ら率先して行いますが『物部天獄』は即身仏になることを強要しました。

この「リョウメンスクナ」が作られた時代に関東大震災を含め、たくさんの天災が起こっています。

というのも『物部天獄』は「リョウメンスクナ」を作って、日本そのものを呪おうと画策していました。

自身が亡くなる時には「リョウメンスクナ」の前で喉を掻っ切り、血文字で『日本滅ブベシ』とメッセージを残したといいます。

ちなみに掲示板では書き込んでいる人物がいれば読んでいる人物もおり、読んでいる人も書き込んで相互にコミュニケーションがとれます。

ここまで読んで「てゆうかこれ読んで平気なの?」と書き込んだ人がいます。

よく怖い話では読むだけで呪いがかかるというものがあります。

「リョウメンスクナ」の話ではそういった注意書きがなかったので大丈夫だと思います。

ただ「多分ダメでしょう。外法の片鱗に触れてしまった以上、可哀想だけど君たちも長生きできないよ」というレスがついています。

ということでここまで読んでもらって恐縮ですが、この話は閲覧注意ということでよろしくお願いします。

そして13年後、ネットオークションで鬼こけしというものが出品されました。

普通のこけしのようですが、頭に2本の角のような突起が確認できます。

そして驚くべきなのはこけしの底面には『物部天獄』という文字が書かれていたことです。

購入者は特に体調の変化はないということですが、このこけしは本物なのかそれとも2ちゃんねるを見て誰かが作ったものなのか興味深いですね。

ちなみに「リョウメンスクナ」の話は岩手県の神社を解体する場面から話が始まっていますが、『呪術廻戦』も物語の始まりは宮城県と舞台が東北という共通点があります。

そして主人公の「虎杖悠仁」は典型的な主人公タイプでフィジカルが強い人物です。

しかし両面宿儺はそれに輪をかけてムキムキに鍛え上げられています。

アニメ第2期を見ながらこれからもWORKOUTを継続していきましょう。

嶋村吉洋さん主催ワクセルでもコラボレートしたい呪術廻戦の元ネタのリョウメンスクナ

出典:鬼こけし 角こけし 二頭こけし 二面こけし 阿修羅こけし log-cabin.jp