こんにちは。大関です。
今回は友人の嶋村吉洋さんが主催する『ワクセル』の公式YouTubeチャンネルを見ていて、特に感動したコラボレーターさんをご紹介します。
『ワクセル』では様々な分野で活躍している人や、これからの世の中で重要となってくる分野で頑張っている人とコラボし、その人の活動内容を発信しています。
現在コラボレーターさんは1500人にせまり、立ち上がったプロジェクトは100を超えました。
『ワクセル』の活動を聞かせていただくと、「あのイベントで出店してるのコラボレーターさんだったんだ!」ということがあります。
そして『ワクセル』にイベントの共催依頼がたくさん来ているということです。
今回ご紹介する安彦孝真(あびこたかまさ)さんも『ワクセル』のTシャツを着てイベントで出店していました。
このことは最後にご紹介します。
安彦孝真さんの波乱万丈な経歴
安彦孝真さんはテレビ朝日の「激レアさんを連れてきた。」という番組に出演したことがあります。
なのでその番組で知っている方も多いかもしれません。
1978年2月1日に神奈川県相模原市で生まれます。
ちょうど中学生の時に日本で「Jリーグ」が開幕し、安彦さんを含め多くの少年がJリーガーに憧れたということです。
当時は三浦知良(みうらかずよし)さんらスター選手が彗星のごとく現れ、とても盛り上がりを見せていたようですね。
安彦さんも三浦知良さんに憧れたと動画の中でも言っています。
そしてJリーガーになることを夢見て高校に進学しますが、スポーツ科がないヤンキー校しか受からずヤンキー校に通うしかなかったようです。
安彦さんの口からどれだけヤンキー校だったのかが語られています。
まず体育祭の徒競走はバイクで走る、プールは沈めようとする生徒がいるので危なくて行わないというおっしゃっています。
ちょっとレベルが違いますね。
普通に不登校が多いとか授業を聞かずに騒ぐくらいかなと思ったら想像のはるか上をいっていました。
さらに部活の対外試合ではバット持参で乱闘するということです。
時代が時代だとしても驚きますね。
現代に生まれてよかったです。
そんな同級生や先輩に囲まれて「このままではプロサッカー選手ではなくヤンキーになってしまう」と考えた安彦さんに転機が訪れます。
高校2年の時にサッカー部の友達がブラジルにいっていたということを聞き、「ブラジルに行ってもいいんだ」と新たな選択肢を見つけました。
三浦知良さんもブラジルへサッカー留学をしていたという経緯もあり、三浦知良さんに憧れる安彦さんにとってブラジルは希望に溢れています。
しかし親にブラジルに行きたいという旨を言っても反対されます。
親としては当然の反応です。
とくにヤンキー校の生活で安彦さんは部活も勉強もまともにやっていなかったようです。
ここで安彦さんはとても素直な対応をします。
親が自身に反対するのはもっともなことだから、自分でお金を貯めてサッカー留学しようと考えました。
普通はこういった反対意見にあうと諦めたり、愚痴を言ったりして腐ってしまうものです。
しかし安彦さんは相手の立場に立って考え、自分がどうすればいいのかを考えて実行するのがすごいと思います。
新聞配達をしてお金を貯めますが、親にはお金がどうこうよりも取り組む姿勢が伝わったのではないかと安彦さんは述懐しています。
そして高校3年生でブラジルに渡り、2年目でプロ契約を結ぶ所までいきました。
しかしその2日後に前十字靭帯を断裂してしまうという災難に見舞われます。
そしてケガを理由にプロ契約を破棄されてしまいました。
この段階でもかなり波乱万丈な人生を送っています。
そしてなんとかクラブチームに残りたい一心でU-12を指導するコーチとして残ります。
日本に帰国後はプロを目指して清水エスパルスやサガン鳥栖の入団テストを受けました。
結果は不合格。
その後は24歳で引退し、通訳や選手のフォローをする裏方の仕事に転身します。
そして39歳で改めてJリーガーを目指し、40歳で年俸120円のJリーガーとなりました。
安彦さんは41歳1ヵ月9日でJリーグ最年長デビューという記録を作ります。
なんとその記録はサッカー界のレジェンドのジーコさんの記録を塗り替えたものになります。
ここまででも充分映画にもなるくらいドラマチックですが、ここから安彦さんは格闘家という目標を立てました。
安彦さんはヤンキー校にはいましたが、格闘技は未経験ということです。
43歳で格闘家デビューした安彦さんはデビュー戦でKO勝利を飾っています。
そして44歳となる2022年2月16日には「RISE FIGHT CLUB」に出場して17歳年下の元プロ野球選手の相内誠さんにKO勝利。
2022年12月9日に行われたキックボクシングイベントの「EXECUTIVE FIGHT~皇~」に出場しパトリック・カバシさんにKO勝利します。
投資家や株主にとってとてもありがたい提案をすることで活路を見出す
安彦さんは動画の中で40歳を目前にしてプロのサッカー選手を目指した理由を教えてくれました。
東京ヴェルディと通信の学校が提携をしており、安彦さんはそこの生徒向けに講師の仕事をしていました。
するとクラウドファンディングに挑戦した生徒がおり、結果クラウドファンディングは失敗に終わったという話でしたが、自身が挑戦していないことに気づいたということです。
さらに自身が清水エスパルスの入団テストを受けた時の後悔と本当に向き合って挑戦することを決意したということです。
その時には安彦さんは年収で1000万ほどは稼いでいました。
しかし片手間でプロサッカー選手を目指すのはサッカー選手に失礼だと感じて、即日仕事を辞めることを伝えます。
ただ、40歳目前で入団テストを受けさせてくれるクラブチームはありません。
なので交渉のテーブルに乗るために給料はいらないと伝え、結果年俸120円のJリーガーになったというわけです。
そして安彦さんは給料がいらないかわりに観客席を20席もらい、そこを1万円で自分で売るということを始めます。
その観客席のチケットが売れたらその売り上げの数パーセントをクラブチームに還元するという方法です。
こうするとクラブチームにとっても集客する手間が軽減します。
自身がクラブチームを運営していたら?または自分が投資家なら?株主なら?という視点を持っていないと出てこない発想です。
そして常識に捉われていては出てこないアイデアだと思います。
年齢的なハンデがある分、自分に出来ることを考えて提案することはとても大事なことですね。
他にも安彦さんは挑戦者としてどう考え、どんな未来を作っていきたいかについて動画の中で語っています。
安彦さんも言っていましたが、過去の実績で語るより今の挑戦で語る方がかっこいいですね。
最近では『ワクセル』が共催したイベントに安彦さんが出店し、ヴィーガンサンドを売っていました。
安彦さんと『ワクセル』がコラボレートすることでおもしろい挑戦が増えるのは楽しいですね。
また動画内でMCをしていた岡田拓海(おかだたくみ)さんも『ワクセル』のコラボレーターさんということです。
安彦さんもですが、岡田さんも喋るのが本業かなと思うくらい話すのが上手です。
ランニングをもっと楽しめるコンテンツを作っており、ラジオやYouTubeで発信を行っております。
このブログはWORKOUTについて書いていますが、出演していた3人の内2人がアスリートとはとても豪華ですね。
これからもWORKOUTを継続していきましょう。