書籍『心が疲れない「正しい」休み方』を読んで

ワクセル嶋村吉洋も書籍、本で読みたい仕事のストレス発散

こんにちは。大関です。

このブログではWORKOUTにつながるような内容の記事を書いています。

ただ、体だけ鍛えようとしても気持ちが追いついてこないということがあると思います。

休んでいるはずなのになんとなく疲れていてやる気が出ないという時は、もしかしたら脳が疲れているのかもしれません。

今回はメンタルが疲れている時に読む『心が疲れない「正しい」休み方』という本をご紹介します。

この本の作者は「るろうに」さんという方です。

なんか変な名前だなと思って調べてみたらジャンプの漫画の『るろうに剣心』ばっかりヒットしました。

たぶんこの作品からペンネームにしたのだと思われます。

ちなみに「るろうに」とは『るろうに剣心』の作者の「和月伸宏」さんが作った造語で流浪人という意味のようです。

この作品が好きということから『心が疲れない「正しい」休み方』の作者の「るろうに」さんは30代後半から40代かなと思います。

というのも「るろうに」さんは顔出しはしておらず、おそらく年齢も特に公開はしていないと思います。

そして「るろうに」さんはYouTubeチャンネルを運営していますが声は若々しい印象でした。

心理カウンセラー るろうにさんのYouTubeチャンネル

YouTubeは20万人以上の登録者をかかえ、心理学を駆使して脳を健康にする習慣を色々とわかりやすく教えてくれます。

「るろうに」さんの経歴や肩書きは心理系唯一の国家資格である公認心理士、そして臨床心理士です。

そして今回紹介する『心が疲れない「正しい」休み方』や『1秒で不安なくなる大百科』などの執筆活動もしています。

Voicyでのフォロワーも1万人以上おり、Twitterも1万8千人以上のフォロワーがいます。

Twitterのプロフィールには『「悩んでいる人に行動する勇気を与える」発信をしてます』と書いてあります。

行動する「知識」ではなく「勇気」といっているところがこの方の熱い想いが伝わりますね。

そして『心が疲れない「正しい」休み方』の本自体にはだらけきったパンダが表紙になっています。

このあたりの緩急は面白いと思います。

やる気が出ない時疲れている時は当事者にならず、客観的に自分を見ること

ワクセル嶋村吉洋も書籍、本で読みたい『心が疲れない「正しい」休み方』

出典:心が疲れない「正しい」休み方 | るろうに |本 | 通販 | Amazon

『心が疲れない「正しい」休み方』を読んで感じたことは、やる気が出ない、なんか疲れがとれないという時に当事者にならないようにするということです。

これはどういうことかと言うと自分自身を客観的に見るということです。

そのためにすることを2つ説明します。

それは
・感情を書き出して見える化する
・落ち込んだら「と思った」をつける
です。

大体の人はどんな感情なのかを尋ねられても、なかなか的確に説明することはできません。

感情は目に見えないのでうまく言葉にするのは難しいと思います。

しかし言葉にできていない状態=整理できていない状態なので、心の疲れをとりづらくなってしまいます。

そこでまずは自分の中の感情を観察します。

すると
「なんかムカムカするな~」
とか
「ちょっとモヤモヤする」

というように様々な感情が入り混じっていることがわかると思います。

そして1つめの「感情を書き出して見える化する」ということを行います。

見える化するためには、まずは上記で感じた感情を書き出して名前をつけます。

この時の名前は直感で大丈夫です。

イライラしたなら「イライラ」、モヤモヤしたなら「モヤモヤ」といった感じです。

これを「感情のラベリング」といいます。

こうすると自分の感情に気づきやすくなり対処もしやすくなります。

しかし、人は基本ネガティブなことを考えてしまいます。

これは狩猟時代からの人間の感情の癖です。

例えば生のライオンを見て「大きな猫だ〜可愛い~」と近づいたら食べられてしまいます。

画面越しならいいですが。

例えばライオンを知らなくてライオンを目撃したら、なぜかわからないけど恐怖を感じて逃げるという行動をとれる方が生き残れます。

そうやってネガティブに考えた人たちの遺伝子が現代に残っているはずなので、人間は基本ネガティブな考え方をするということです。

しかしそれが日常生活で支障をきたすことがあります。

仕事などでもわからないことがあったら失敗を連想してしまったり、上司に怒られるのではないかと考えてしまいます。

そんなネガティブな感情の時に使用するのが、2つめの『落ち込んだら「と思った」をつける』です。

このネガティブな感情は遺伝子に組み込まれたことで勝手に湧き上がって来るものです。

これを「自動思考」といいます。

まずこのネガティブな感情は「自動思考なんだ」と気づくことが重要です。

そして浮かんできた考えに「と思った」とつけます。

例えば
「また仕事で失敗しちゃうかも…と思った」
「あの上司はいつも怒ってるから嫌いだな…と思った」
といった感じです。

これは心理学では「メタ認知」と呼ばれるもので、自分の頭の中で考えていることを客観的に冷静に見直せる方法です。

イメージとしては幽体離脱して「自分はこんなことを今考えているんだ」と第三者視点で自分を見ているような感覚です。

漫画で自分が主人公で吹き出しに自分の感情が書かれているのを読者として見ているという感じですね。

漫画なら感情移入はしても当事者ではないので、主人公の悩みを肩代わりして落ち込むということはないと思います。

このように自分の感情を当事者としてではなく客観的にとらえることが重要です。

そしてそもそもネガティブな感情にならないためにどうしたらよいかも書いてありました。

それは『ネガティブな人とは距離をとる』ということです。

どれだけメンタルが強いと感じる人でも話を聞くと、自分に負けそうになっていると話してくれます。

こういった話を聞くとメンタルが強い人はおらず、たえず人や状況の影響をうけているということがわかります。

体作りでも一緒に頑張っている友達がいるとメンタルが持ち直すということはあると思います。

なのでネガティブな人ではなく、自分の目標に効果的なポジティブな人と一緒にいることでそもそも心の疲労が軽くなります。

これは慎重な意見をくれる人から離れるということではなく、いつも愚痴ばかり言っている人やいつも怒っている人から離れることが重要になります。

こういった愚痴や怒っている人の感情を人間は「ミラーニューロン」という神経細胞で共有してしまいます。

この「ミラーニューロン」は鏡のように一緒にいる相手の感情を読み取って似た感情になるという特性があります。

あくびをするとうつることがあると思いますが、あれも「ミラーニューロン」が関係してるようです。

こちらはおだやかに過ごそうとしても近くに愚痴を言ったり、いつも怒っている人がいるとその感情に影響を受けてしまいます。

するとこちらの感情が波立ってしまい、結果疲れてしまうということですね。

こういったことは特に優しい人にとってはなかなかできないことかと思います。

優しいからこそ距離をとることは可哀そうと思ってしまって付き合いを継続し、疲れてしまうということはあると思います。

『心が疲れない「正しい」休み方』では愚痴を聞くときは自分に余裕がある時だけ、と勧めています。

できたら普段から愚痴を言ったり怒っている人とは距離をとる方がいいですが、それができない人は自身のメンテナンスをばっちりして対応しましょう。

そして仕事などでどうしても距離がとれないという人もいると思います。

職場を変えたり部署を変える交渉をしてみたりできることはあります。

しかしそれがしたくないという方も自身がメンテナンスをばっちりにして相手を受け止めてあげるようにするしかありません。

そのメンテナンス方法はまた次回記事にするので、次回も読んでいただけたらと思います。

ワクセル嶋村吉洋も書籍、本で読みたい早起きのコツ