強固な意志によって観光地化した家

嶋村吉洋さん主催ワクセルの公式YouTubeチャンネルでも取り上げてほしい家

こんにちは。大関です。

WORKOUTをするためには強い目的意識が必要です。

「このためにいつまでに体をどうするか?」という意志が習慣を変え、習慣が変わることで自分を律することができ、結果体が変わってきます。

なのでまずは強い意志を持つことから全ては始まります。

そしてその意志は、「誰に反対されたとしてもやり遂げる」というほど強く思うことが大事です。

世界には周囲をあっと言わせるほど強い意志を持った人がたくさんいます。

今回は強い意志を持って立ち退きを拒否した人物の家をご紹介します。

映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のプロモーションにも使われた家

嶋村吉洋さん主催ワクセルの公式YouTubeチャンネルでも取り上げてほしい家

出典:立ち退き・地上げにたった一軒で抵抗している家の画像いろいろ


2009年のPIXARの映画に『カールじいさんの空飛ぶ家』という作品があります。

この映画とは直接的には関連はありませんが、この映画が公開される前年に話題になり、映画の公開に合わせてプロモーションとして使用された家があります。

それがアメリカのシアトルにある「エディス・メイスフィールド」さんの家です。

エディス・メイスフィールドさんは1966年にアメリカのシアトルに引っ越してきました。

この小さな家に40年住んでいましたが、近隣では都市開発のために買収の話しが持ち上がってきました。

エディス・メイスフィールドさんの住んでいる場所には巨大なショッピングモールができる予定でした。

隣人たちは立ち退き交渉を受け入れて退去していきましたが、エディス・メイスフィールドさんは立ち退きを断固拒否します。

しかし業者は立ち退き交渉でお金を渋っていたわけではありませんでした。

立ち退き料として100万ドル(日本円で約1億5000万円ほど)を提示されても、エディス・メイスフィールドさんは強い意志によって揺らぎませんでした。

こんなに高額な条件を提示されたら普通、即了承すると思います。

自分なら即言いなりですが、エディス・メイスフィールドさんがなぜこの交渉を受けなかったのかには理由がありました。

当時84歳だったエディス・メイスフィールドさんは2年後にすい臓がんで亡くなります。

恐らく長くないことを察しており、住み慣れた家で最期を迎えたかったのだと思います。

仕方なく、エディス・メイスフィールドさんの家だけを避けるようにショッピングモールの建設が始められました。

建設が始まると周囲から工事の音が鳴り響くわけですが、エディス・メイスフィールドさんは「私は第二次世界大戦を経験しました。私は騒音を気にしません」と発言しています。

すごく気丈な人ですよね。

こういった態度が人気となり、上記のように映画『カールじいさんの空飛ぶ家』のプロモーションに使用されました。

プロモーションでは家にカラフルな風船をつけられ、まるで映画の中からそのまま出てきたかのようでした。

映画が公開された後も長く近隣住民に愛され、風船をつけに来る人が後を絶たなかったようです。

高速道路ができると言われても立ち退かなかった家

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出典:中国政府も断念、立ち退き拒否で「高速道路を迂回させた家」 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)


高速道路が通る時には多くの家が立ち退きます。

できるだけ道路を直線に引いておかないとハンドル操作を誤り、事故に繋がってしまいます。

また遠回りな道を作ればそれだけ建設にお金がかかります。

しかし写真の家は高速道路の道路と道路の間にあります。

というか、この家があったために道路を二股に分けざるをえなかったというわけです。

この場所は中国の広州市にある海珠涌大橋です。

全長400mの橋の途中に隙間を作り、立ち退かなかった住民の家のスペースとしています。

この住宅に住んでいるのは女性で立ち退かなかった理由は「政府が理想的な場所に代替物件を用意してくれなかったから」ということです。

この住民曰く、政府が代替物件として用意したのは遺体安置所のそばにあるアパートだったようです。

これが本当なら確かに立ち退きたくないですよね。

しかし後に政府は譲歩し、アパート2部屋と130万元(日本円で約2700万円ほど)を提示しました。

ただこの条件に満足せず、女性はアパート4部屋と200万元(日本円で約4100万円ほど)を要求します。

これによって交渉は決裂し、この女性は高速道路の間に住むことになったということですね。

ただ現状でも排気ガスもすごいと思うので、政府が譲歩してくれた条件で立ち退くのがよかったんじゃないかなと個人的には思います。

この人も相当意志が強いですね。

気がついたら周りが断崖絶壁だった家

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出典:孤軍奮闘立ち退きを拒否する「クギの家」9選 | ギズモード・ジャパン


次は「ここまでされても立ち退かないの?」と感じる家です。

この家は中国の重慶市にある家で、住んでいるのは「ヤン」さんとその家族です。

家は219平方メートルの2階建て。

重慶市は2000年代半ばから都市開発が活発になっていきいました。

ヤンさん一家が住んでいた土地も開発予定地になった決定したわけですね。

そしてヤンさん一家の家の周りが大きく掘り進められ、ヤンさんの家がまるで断崖絶壁の場所に家を建てられたように見えるということですね。

しかしこの穴は後にここに建てる建築物のための基礎工事での穴です。

中国政府は前述の高速道路の時の家のように譲歩はせず、ヤンさん一家には立ち退き命令を出して工事を進めてしまいました。

ヤンさん一家は反発し、食料と水を買い込んで籠城することを決めます。

このヤンさんの強固な意志を見た政府は折れ、ヤンさんが納得いくお金を払って和解するという選択をとりました。

ここまでの強固な意志があればきっと体作りもうまくいくし、国も動かせるということですね。

真っ二つに割ったような家

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出典:立ち退きを拒否した結果、自宅周辺がとんでもないことになってしまった世界の15の家 : グレートライフ


この写真はぱっと見は何かのトリックアートのように見えるかもしれません。

しかしこの家は実在しています。

カナダのトロントにある家で、ある二世帯住宅の住民が住んでいました。

この地域でも再開発の話しが持ち上がり、家族内では家を売却する話し合いが持たれました。

すると家族の片方が売却するのに承諾しましたが、もう片方は売却することを拒否しました。

普通ならどちらかがどちらかを説得すると思いますが、この家庭では家を真っ二つにして半分だけ売ったということですね。

こんな縦長な家になって横揺れの地震が来た場合は大丈夫でしょうか。

それともやはり海外なので日本ほど地震もなく、耐震強度などは気にしなくてもいいのかもしれませんね。

ちなみにこの家の断面ですが、もちろん外からのまる見えということはなく、コンクリートで壁を作って見えないようになっています。

お家騒動の末に思い出が詰まった家が真っ二つになるのは悲しいと思います。

しかし売却を拒否した家族は強固な意志を持っていますね。

ショッピングモールに囲まれた教会

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最後に紹介するのはアメリカのテキサス州、サンアントニオのローマカトリック大司教区にある『聖ヨセフ・カトリック教会』です。

この教会は1944年に大型ショッピングモールの開発をするために立ち退きを打診されましたが拒否しました。

その際に現在の価値で250万ドル(日本円で約3億7000万円ほど)の金額を提示されましたが教会側は協議の末、満場一致で拒否するということが決まりました。

大型ショッピングモールもいいですが、教会自体も伝統があり、芸術的なステンドグラスがあるということで観光名所にもなっていました。

なのでそのまま教会を維持することで街に貢献できるという想いもあったのだろうと思います。

数年後にはさらに歴史的な重みが加わって、立ち退きを拒否したことに価値が生まれるかもしれません。

強固な意志は大事ですね。

これからもWORKOUTを継続していきましょう。

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