こんにちは。大関です。
今日はやはりこの話題でしょう。
2022年4月10日、千葉マリンスタジアムで行われたオリックス戦で千葉ロッテの佐々木朗希(ささき ろうき)投手が完全試合を達成しました。
まず完全試合とは野球においてヒットも四死球もエラーもなく、一切相手が塁に出ることなく試合に勝つことをいいます。
スリーアウトを9イニングなので、27個のアウトのみが相手チームには記録されることになります。
そしてヒットと得点は許さず、四死球とエラーがあった場合はノーヒットノーランと言われます。
当然、完全試合はノーヒットノーランよりも難易度は高く、今までプロ野球の歴史は80年ほどですが、16回しか達成されていません。
ちなみに前回の完全試合達成者は1994年の巨人・槇原寛己(まきはら ひろみ)さんで実に28年ぶりとなっています。
さらに今回は日本記録に並ぶ1試合19奪三振、日本新記録の13者連続奪三振という記録もつきました。
佐々木朗希投手、松川虎王捕手の若手バッテリー
佐々木朗希投手は20歳、松川虎王(まつかわ こう)捕手は高校を卒業したばかりのルーキーで18歳です。
経験が少ないバッテリーで大きな記録を前にミスをすることもなく達成し、日本新記録まで成し遂げてしまうのはすごすぎます。
末恐ろしい二人ですね。
ちなみに前回の完全試合が達成されてから、昨日までの28年間で準完全試合というべき試合がありました。
まずは2005年8月27日。
西武ドームで行われた西武ライオンズと楽天ゴールデンイーグルス戦で西武先発の西口文也(にしぐち ふみや)さんが9イニングを完璧に相手打線を抑えました。
しかし、打線が1点もとってくれずにそのまま延長戦へ。
そして10回の先頭打者にヒットを打たれて完全試合を逃しています。
味方が打ってくれれば完全試合でした。
しかも西口文也さんは上記の試合の他にも、1安打だけ打たれてノーヒットノーランを逃すということを2回経験しています。
不運のエースですね。
さらに2007年11月1日。
日本シリーズでナゴヤドームでの中日ドラゴンズと日本ハムファイターズの試合で先発の山井大介(やまい だいすけ)さんが8回を完璧に抑え、1点リードで迎えた9回に降板しました。
結果的には継投での完全試合を達成しましたが、当時は賛否両論がおこることになりました。
指をケガしていて9回は投げれる状態ではなかったという情報がありますが、個人的には日本シリーズでの史上初の完全試合は見てみたかったですね。
そして1試合通算19奪三振は1995年4月21日の当時のオリックスブルーウェーブと千葉ロッテマリーンズ戦でオリックス先発の野田浩司さんが達成して以来となります。
場所は千葉ロッテマリーンズの本拠地の千葉マリンスタジアムで、今回の佐々木朗希投手と同じ場所です。
この球場はすり鉢状の形をしており、投手の背後であるセンター方向から吹いてきた風が球場に当たり、マウンドでは投手にとって向かい風が吹くという珍しい球場です。
そして向かい風だと変化球は風の抵抗で変化量が大きくなります。
野田浩司さんも佐々木朗希投手も決め球は同じフォークボールで、次々と三振の山を築いたということですね。
野球は27個のアウトをとれば試合が終わりますが、そのうちの19個も三振を奪うということがいかにすごいかわかると思います。
野球には歴史がありますが、人間の進歩はすごいですね。
絶対に抜けないと思われた記録を抜く選手は必ずいます。
可能性を信じてWORKOUTをしていくことが重要ですね。